日々の思い

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<h20.3.28>

三重県 光の一句

 3/25の日に良いことがありました。
昨年の秋に出しておいて<三重県 光の一句>に
私の句が佳作に入ったとの通知がきていたからです。

 俳句を初めて3年半、まだまだ未熟で恥ずかしい限りですが、
だからこそ、自分の作品が佳作といえども選ばれるのは、
やる気がわき、今のままの情熱を続けていける原動力になります。
そのことが一番うれしいです。

 海外を含めて12万近い俳句の応募があり、
入選ではありませんが、本に載る5600句の中に選ばれました。
そういえば、昨年は<山の一句>で
 過ぎしこと許す形見の日傘かな
で同じく佳作に選ばれたから、私にとって相性の良い大会なんでしょう(笑)。

 今年度選ばれた句は
 南吉の養家に白き彼岸花
です。

 愛知県の方なら、半田市が新美南吉の生まれた所で
矢勝川が彼岸花の名所であることは有名です。
この句を常滑の句会に出したところ、
<白き彼岸花>が結構評判が良くて
うれしかったことを覚えています。

 東の賢治、西の南吉と言われる、
南吉とは童話作家の新美南吉で
彼は半田市の岩滑で生まれ育ちました。
彼の書いた<ごん狐>は小学校の教科書にも載っている
有名な作品で、その中に彼岸花が出てきます。
そんなことで、地元の人が彼岸花を矢勝川に沿って植えたことから
今では彼岸花の名所として有名です。

 彼岸花といえば赤い花が一般的ですが、
時々白い彼岸花が咲いていることもあり、
どこか寂しい風情ですね。

 南吉の生家は貧乏であり、幼少の頃
祖母の家に養子にやられます。
その寂しさから、何度も実家に帰ったそうです。
そんな南吉の幼少の時の寂しさを、
白い彼岸花で表してみました。
 

 

 

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