日々の思い
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蒲郡の観光 |
春の彼岸会に行ったお寺は、蒲郡の竹島の近くだったので、 ついでに竹島に寄ってみました。 竹島は皆さんご存じのように、橋(昔は石、今はコンクリート)によって 島まで渡れ、島には八百富神社が祭られています。 また、島は遊歩道で30分くらいで、一周できるようになっています。 今の季節は島全体が芽吹き、その芽吹きを肌で感じなら のんびりと潮の香にあたりながら歩くのは至福の時です。 丁度その時の句会の季語が<芽吹き>だったので、 たくさん句を作ることができました(笑)。 この近くに住んでいた私にとっては、 竹島は家の庭のような所でしたが、 実家を引き払って半田に来てしまったので、 最後にここに来てから5〜6年は経っていたでしょうか? その変わり様にびっくりしました。 周辺は整備され、なにもかもがきれいですっきりしていました。 そして一番は海の色です。 私の子供の頃はきれいで海水浴をしていましたが、 伊勢湾台風の頃を境に海が汚れ、 とても海で泳げるような状態ではありませんでした。 高度成長の負の遺産ですね。 でも、その後の時代の流れと 環境保護の考え方が浸透し、 5〜6年前に竹島に来た時は、それなりにきれいになっていましたが、 今回はゴミが全くなく、水もまさに透き通り、 その薄緑色がなんとも印象的で、 まるで島の芽吹きと呼応するように海も芽吹いているようでした。 沖縄の海もきれいでしたが、 それに劣らないほどのきれいさだと私は思いました。 昔の鉄道唱歌の中の30番目の歌詞に ♪豊橋おりて乗る汽車は これぞ豊川稲荷道 東海道にてすぐれたる 海のながめは蒲郡♪ まさに、この通りです。 桜貝 はかなき夢と 島芽吹く 島と海 共に芽吹きて 薄緑 竹島の 海よみがえる 芽吹きかな 竹島の橋のたもとに<海辺の文学記念館>(無料)がありました。 蒲郡は昔から観光地として有名で この竹島や蒲郡のことがいくつかの小説に登場し、 その作品と文豪達を紹介する小さい文学館です。 靴を脱ぎ、書斎風の畳の間から見る竹島の景色は格別です。 その後に時間があったので、 そこから車で10分くらいの所にある <生命の海科学館>に行ってきました。 入場料700円也です。 ここは、カンブリヤ紀の化石や隕石を中心に、 ハイテク技術を駆使して展示してありました。 映画の上映もありますので、 興味のある方にはお薦めです。 |