日々の思い

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<h20.4.3>

蒲郡の観光

 春の彼岸会に行ったお寺は、蒲郡の竹島の近くだったので、
ついでに竹島に寄ってみました。
竹島は皆さんご存じのように、橋(昔は石、今はコンクリート)によって
島まで渡れ、島には八百富神社が祭られています。
また、島は遊歩道で30分くらいで、一周できるようになっています。
今の季節は島全体が芽吹き、その芽吹きを肌で感じなら
のんびりと潮の香にあたりながら歩くのは至福の時です。
丁度その時の句会の季語が<芽吹き>だったので、
たくさん句を作ることができました(笑)。

 この近くに住んでいた私にとっては、
竹島は家の庭のような所でしたが、
実家を引き払って半田に来てしまったので、
最後にここに来てから5〜6年は経っていたでしょうか?

 その変わり様にびっくりしました。
周辺は整備され、なにもかもがきれいですっきりしていました。
そして一番は海の色です。
私の子供の頃はきれいで海水浴をしていましたが、
伊勢湾台風の頃を境に海が汚れ、
とても海で泳げるような状態ではありませんでした。
高度成長の負の遺産ですね。

 でも、その後の時代の流れと
環境保護の考え方が浸透し、
5〜6年前に竹島に来た時は、それなりにきれいになっていましたが、
今回はゴミが全くなく、水もまさに透き通り、
その薄緑色がなんとも印象的で、
まるで島の芽吹きと呼応するように海も芽吹いているようでした。
沖縄の海もきれいでしたが、
それに劣らないほどのきれいさだと私は思いました。

 昔の鉄道唱歌の中の30番目の歌詞に
 ♪豊橋おりて乗る汽車は
     これぞ豊川稲荷道
   東海道にてすぐれたる
     海のながめは蒲郡♪
まさに、この通りです。

桜貝 はかなき夢と 島芽吹く
島と海 共に芽吹きて 薄緑
竹島の 海よみがえる 芽吹きかな

 竹島の橋のたもとに<海辺の文学記念館>(無料)がありました。
蒲郡は昔から観光地として有名で
この竹島や蒲郡のことがいくつかの小説に登場し、
その作品と文豪達を紹介する小さい文学館です。
靴を脱ぎ、書斎風の畳の間から見る竹島の景色は格別です。

 その後に時間があったので、
そこから車で10分くらいの所にある
<生命の海科学館>に行ってきました。
入場料700円也です。
ここは、カンブリヤ紀の化石や隕石を中心に、
ハイテク技術を駆使して展示してありました。
映画の上映もありますので、
興味のある方にはお薦めです。
 

 

 

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