日々の思い

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中国の花嫁と結婚式

 職場の部下の結婚式に、3/22(土)に瀬戸市まで行って来ました。
刈谷駅8時10分発のチャーターバスに乗って、
約1時間半かけて瀬戸市の式場へ。

 春の温かい日で汗ばむような陽気でした。
私は教会での結婚式は初めてでしたが、
神前結婚の厳かさと違って、明るく陽気で、
こちらも良いですね。

 外人の若い牧師で、片言の日本語で式を仕切って、
見るからにアルバイトとわかる、二人の若い聖歌隊が、
あまりうまくない賛美歌を歌っていました。
それの伴奏をするパイプオルガンも、ここの狭いチャペルに合わせて
こじんまりとまとまっていたのがおかしかったです。

 教会の色あざやかなステンドグラスが
春の日をあびて、まるでかげろうのようにゆるゆら揺れて
メルヘンチックな空間を演出していました。

 私は知らなかったけど、バージンロードは
娘と父親だけで歩くんですね、
一人神父の前に残された新郎が、なんとも間抜けでした(笑)。
もうすでに同棲をしている二人にとって、
今さらと思う誓いのキッスも
人前となると勝手が違うのか、
妙に照れている二人が新鮮でした。

 二人は27才の同い年、
彼女は中国人の花嫁で、大学生の時のアルバイト先で知り合ったとか
そんなわけで、式には中国から両親が出席しただけでしたが、
夏に向こうでもう一度披露宴をやると言っていました。
最初両親の姓が違うので、わけありかと思っていたら、
中国では結婚しても姓は変わらないとわかり、安心するやら
ちょっとがっかりするやら複雑な心境でした(笑)。

 今は、仲人のない式が当たり前みたいですね。
昨年も部下の結婚式に行きましたが、仲人いませんでした。
仲人のとってつけたようなスピーチがないのは良いことです(笑)。

 披露宴の最後の方で、両家の父親同士でカラオケの披露があり、
<北国の春>を交互に歌いました。
新郎のお父さんもなかなか歌いなれていてうまかったのですが、
花嫁の父が中国語で歌いだしたら、
一気に霞んでしまいました。
声量があり、雰囲気もあって最高でした。
私もいつになるかわからないけど、子供の結婚式に備えて
カラオケの練習に精を出します(笑)。

 無国籍のコース料理、一つ一つがおいしくて、
今までの結婚式では最高ランクだと思います。
特に最後に出てきた、ステーキはうまかったです。
フォアグラが上にのっていましたが、
その柔らかな脂が少し淡泊でやわらかい
ステーキにピッタリ合って
フォアグラってうまいんだと初めて知りました(笑)。
(もっとも、そんなに食べたことはないですが……)
おかげさまで、ただでさえ窮屈な式服の
ボタンがはめられなくなりました。
そろそろ気を引き締めて、ダイエットをしなければ……(笑)。

 花嫁の 二の腕丸く 春うらら
 片言の 神父に誓ふ 春の式
 花嫁の 父の歌いし 春の歌

 

 

 

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