日々の思い

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<h20.5.25>

清水寺

 清水寺は小学校6年生の修学旅行で行きましたが、
3本流れている滝の水(確か頭の良くなるもの)を
飲んだことだけしか覚えていません。
 
 毎年暮れに、<今年の字>を清水寺の貫首が書く時、
清水寺の外観を大引きで映すことがありますが、
その時見える壮大な「舞台作り」は、全く記憶がありません。
それをぜひ見たいと、かねてから思っていましたが、
やっと念願が叶いました。

 今回45年ぶりに行き、これが清水寺なのか?と驚きました。
境内までの参道(清水坂)は人であふれかえり、
前に進むのに人にぶつからないように、
気をつけなければなりません。
両隣に土産物屋が、ずらりとならび、
そちらも気になって、店に入ったり、立ち止まったりしていました。
だんだんと、この景観と雰囲気は
小学校6年生の時のもののような気がしてきました。

 まずは広々とした境内に驚き、
その中に見事がお堂がたくさんあることにも驚き、
さらに、そのお堂の大きさと美しさにも驚かされました。

 <舞台作り>もしっかりと見てきました。
坂の多い地形、その地形をうまく使って、
壮大なお堂を作るための偉大な知恵ですね。
断崖へ飛び出した舞台を、
何本もの太い柱(139本)と梁で支えています。
現代にも通じる、こんな建築構造を誰が考えたのでしょうか?
すごいの一言です。

 清水寺の名の発祥は<清水>が流れていたことからと聞きました。
この寺の観光名所の一つである、有名な滝(音羽の滝)から流れる
3本の水を飲んできました。

 3本の水を飲めば、それぞれ学業、健康、良縁に恵まれるとか、
これを、小学校の修学旅行では、頭が良くなる、長生きする、もてる
の3つの言葉で、ガイドさんから聞いた気がします。
今回は、真ん中の健康を飲みました。

 滝の前で、滝の水を飲むための<湯飲み>を
200円で売っていましたが、まさにバカ売れです。
湯飲みがなくても飲めるようになっているのに、
人間の心理をうまく使った商売だと感心しました。
それは、日本が豊かである証拠でもあります。

 見学時間は1時間半くらいでしたが、
境内がものすごく広くて、見応えが十分でした。
まさに、京都を代表する観光地ですね、
そして、詩仙堂や下鴨神社の<静>に対して
清水寺は<動>だと思いました。

 清水坂は結構急で、その坂の一番下あたりで、
京菜のおやきを食べながら、人間ウォチングをしていたら、
ハイヒールを履いた若い女性が、膝を大きく曲げながら
彼を必死で追って、坂を下りていきました。
それほど、急な坂なんだと(*^_^*)。
その姿が何とも、けなげでほほえましく感じられました(笑)。

 それにしても、大きなお寺を見て回るのは、
体力がいりますね、疲れてしまいました(*^_^*)。
 

 

 

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