日々の思い

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初夏の句

 初めて彼女と手を握って歩いた時のこと覚えていますか?
念願が叶ったと感激もつかの間、五月の中旬にもなれば
だんだんと汗ばんでくる。
いつ離して良いのか?そのきっかけもまたむつかしい。
一度離してしまえばまたつなぐこともむつかしい……。
でも、慣れて何も感じなくなるのも寂しい限りです。

 握る手の 少し汗ばむ 五月かな

 自転車に乗れるようになるためには、子供用自転車の後輪に
補助輪をつけて練習をします。
その補助輪がとれた時の感動は忘れられません。
子供ももちろんですが、親の思いはいかばかりでしょうか……。
そして、自転車にのっていろいろな所へ行く。
今までと違った世界が開けてきます。
そんな開放感や自由さがもう一度感じてみたいものです。
「サイドカーに犬」はそんな少女の心情を扱った名作ですよ。
一度ご覧ください。

 補助輪を はずす父の手 汗ばみぬ
 自転車の 補助輪浮きて 夏が来ぬ
 

 

 

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