日々の思い
<h20.6.1> |
初夏の句 |
初めて彼女と手を握って歩いた時のこと覚えていますか? 念願が叶ったと感激もつかの間、五月の中旬にもなれば だんだんと汗ばんでくる。 いつ離して良いのか?そのきっかけもまたむつかしい。 一度離してしまえばまたつなぐこともむつかしい……。 でも、慣れて何も感じなくなるのも寂しい限りです。 握る手の 少し汗ばむ 五月かな 自転車に乗れるようになるためには、子供用自転車の後輪に 補助輪をつけて練習をします。 その補助輪がとれた時の感動は忘れられません。 子供ももちろんですが、親の思いはいかばかりでしょうか……。 そして、自転車にのっていろいろな所へ行く。 今までと違った世界が開けてきます。 そんな開放感や自由さがもう一度感じてみたいものです。 「サイドカーに犬」はそんな少女の心情を扱った名作ですよ。 一度ご覧ください。 補助輪を はずす父の手 汗ばみぬ 自転車の 補助輪浮きて 夏が来ぬ |