日々の思い

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さわやかな青年達

 6月1日(日)に半田コロナで
「隠し砦の三悪人」を見てきましたが、
そこで、さわやかな青年達に出会いました。

 あまり広い劇場ではなかったですが、
結構お客さんは入っていました。
私は後ろから2番目の通路側の席にいたのですが、
私の前に、4人の青年達(年は二十歳くらいの
大学生か専門生)が座っていました。
その中の一人が、知的障害児で
彼をはさむような形で青年達は座っていました。
映画が始まるまで、この4人はどんな関係なんだろう?と
興味津々で、いろいろと考えていました。

 映画が始まって、怖い場面が出てくると
彼が突然大きな声を上げます。
それを何度も何度も繰り返したので、
彼を落ち着かせようと、両脇の青年が声をかけています。
これ以上だと邪魔になるから、
彼を外へ連れて行こうというそぶりもありましたが、
なんとか収まっていました。

 お金を出して、時間も作って映画を見に来ているのだから、
映画の邪魔をされることは大嫌いな朔太郎ですが、
今回はこのさわやかな青年達の姿を見ていたせいか
それほど不快に感じませんでした。

 私は前の席で、彼らがどんな状況だったかわかりますが、
他の人は、なんと迷惑な話だと憤慨していたことでしょう。
でも、その時の彼らの心情を思うと
胸がつまる思いがします。

 親友だろと、兄弟だろうと、
知的障害児を映画に連れていけば、
このようなリスクは当然予想されること、
それでも一緒に連れてくる、やさしさはすばらしいですね。

 これは私には絶対できないこと。
彼らの強さとたくましさ、
そしてなによりもやさしさを感じました。
近頃の若い人を見直した瞬間です(*^_^*)。
 

 

 

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