日々の思い

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<h20.12.11>

天竜峡

 11月29日(土)に日帰りのバスツアー
JTB(天竜峡紅葉列車とライン下り・香嵐渓ライトアップ)
に行ってきました。
料金は、ランチと夜の弁当付きで8900円也です。

 名古屋駅(8:20)に集合し、春日井インターから
中央自動車道に乗り、長野県の飯田市(南信州)に行きました。
高速道路の両側には真っ青に晴れた空に
紅葉した山々が、これでもかこれでもかと続いています。
今回の旅は<紅葉>を季語に、俳句を詠もうと思っていたので、
バスに乗りながら、紅葉を眺め句作りに励みました(*^_^*)。

 信州路名もなき山の紅葉かな
 まさをなる空に紅葉の続きけり
 違ふ色集めて深し紅葉山
 ※まさをなるとは真っ青な色のことです。

 11時に最初の見学場所である、信州味噌蔵に着きました。
ここでは味噌の醸造が見学できると期待していましたが、
味噌蔵の資料館へ案内されただけでした。
そこには大きな味噌樽が幾つか並んでいるだけで、
中には味噌は入ってないそうですが、
100年も使っていた味噌樽は、
それだけで味噌の香りをさせていました。

 この味噌蔵の直営店は、
味噌とそれに関連する漬物がほとんどでしたが、
どの品物にも試食があり、
それをつまみながらうまいうまいと言って
4500円も買ってしまいました(*^_^*)。
そのほとんどが漬物でしたが、
誰に土産を買うわけでもなく、自分たちが食べるだけのもの。
寂しいといえば寂しいですが、経済的といえば経済的で、
絵に描いたような年寄り夫婦の旅です(^_^;)。

 味噌漬けの試食忙し秋の旅
 買ふ土産漬物ばかり冬温し
 百年の味噌樽香る小六月
※小六月とは小春日和の別名です。


 バスでJR飯田線の平岡駅に来て、
ここから天竜峡駅まで約30分間
「各駅停車のローカル線で秋色の渓谷美を堪能する」ために、
紅葉電車に乗りました。
途中はどの駅も、人口500人程度の過疎の村をつなぐもので
列車に乗っているのはほとんどが観光客でした。

 天竜峡紅葉列車のガタゴトと

 紅葉電車を天竜峡駅でおりて
天竜ライン下りをしました。

 今の観光シーズンでは一時間に一回の定期便があり、
一時間程度の川下りをするそうですが、
今回はバスツワー用の短縮コース(20分程度)でした。
そして12/1からは舟も暖房仕様になり、
日に2回の運行になるそうです。

 犬山の日本ライン下りに比べ、
全然物足りないというのが、正直な感想です。
今回は短縮コースであったためかもしれませんが、
川の水に全く動きがなく、
舟にただ乗っただけという感じでした。

 舟は、エンジン付きの40人程度が乗れる舟で、
案内は若い女船頭さんで、地の言葉で
おもしろおかしくガイドしていました。
毎日やっているからなれたもので、
天竜小唄とか投網の実演もしてサービスしてくれました。
天竜小唄は市丸姉さんが唄ったもので、
我々世代にはなつかしいものです。

 それにしても、川下りの記念写真が一枚1500円にはびっくり
年々記念写真は高くなります(^_^;)。
8900円のケチケチバスツアーに、
1500円の記念写真を払っていたのでは
話になりませんので、即座に却下です(^^;)。

 天竜峡の水の色が深緑であったことが印象的です。
鬼怒川もそうでしたが、
どうしたらあのような色になるのか不思議ですね。

 天竜峡紅葉を愛でる川下り
 深緑に棹さす舟や峪紅葉
 伊那弁の娘船頭峪紅葉
 深緑に航跡白く峪渓紅葉
 

 

 

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