日々の思い

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<h20.12.13>

香嵐渓

 天竜峡を後にバスは香嵐渓に向かって走り、
途中道の駅に寄って、5時半頃着きました。
愛知県で紅葉といえば香嵐渓が有名ですが、
その歴史は次のようだそうです。

 寛永11年(1634年)に足助にある香積寺の三栄和尚が、
巴川から香積寺に至る参道にカエデやスギの木を
植えたのが始まりとされる。
さらに、地元住民などの手によって
数多くのカエデが植え足されたり、
散策道がつくられるなどして現在のようになっている。

 紅葉の数は4000本だそうです。

 香嵐渓といえば交通渋滞(^^;)。
私も2度途中で引き返したことがありました。
名古屋方面からいくと、この時期はいつ行っても大渋滞ですが、
それが今回は全くありませんでした。
それは逆方向から入ったことと、
ここの紅葉の盛りが先週で終わっていたからでした。
ライトアップも明日で終わるとか、
でも凄い人の数でした(^_^;)。

 シャッターのなかなか切れぬ紅葉狩

 香嵐渓には、今まで何度もきていますが、
紅葉のシーズンに来たのはこれで3度目です。
でもライトアップは初めてです。
もう少し早く着いて、
あの真っ赤な紅葉が見たかったのですが残念でした。
夜の紅葉は色を楽しむというより、
ライトアップによる幻想的な雰囲気を
楽しむもののような気がします。

 ライトアップされると、紅葉本来の色は失われてしまいますが、
紅葉の葉の形はくっきりときれいでした。
紅葉は葉の形が見事で、自然の芸術ですね。

 ライトアップされた様は、
遠くから見ると山が燃えているような感じで、
そこに大きな生命体を連想させました。

 灯の力借りて紅葉の薄化粧
 照らされて色失ひし紅葉かな
 何もかも美し夜の紅葉狩
 闇浮かぶ紅葉に水の匂ひかな
 照らされて紅葉闇夜を深めけり

 屋台が一杯でていて、まるでお祭りのようです。
屋台の定番である、たこ焼き、焼きそばなどはもちろん、
足助名物の五平餅やみたらしだんごが売られていました。

 もみじといえばもみじ饅頭ということで、
もみじ饅頭の天ぷらを買って食べました(*^_^*)。
また、地のソーセージや漬物の試食をしながら
ビールを飲んで紅葉狩りを楽しみました。

 ラーメンの賑わふ夜の紅葉狩
 三州の地物肴に紅葉狩


 帰りがけに時雨が、
時雨とはにわか雨のことで、冬の季語です。
香嵐渓を去りがたいという未練を、
断ち切るような雨でした(*^_^*)。

 香嵐渓未練断切る時雨かな
 なごりつつ店を冷やかす紅葉狩
 

 

 

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