日々の思い

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<h20.8.13>

北京オリンピック開会式

 8月8日(金)、NHKで夜の9:00〜1:30頃まで
約4時間半ぶっ続けで見てしまいました(*^_^*)。

 中国時間、2008年8月8日、午後8時と
末広がりで縁起の良い<八>を重ねる所が、
中国らしくて良いですね(*^_^*)。
そういえば、東京オリンピックの10/10日は、
晴天の確率が一番高い日ということで選ばれたそうです。
こんな日程の選択の仕方にも国の違いがあって面白いものです。

 それにしてもものすごい開会式でした。
今までにもなく、これからもこれ以上のものは
しばらくはないのではないでしょうか?
年々、開会式は華やかさを増し、ショー的な要素が高くなっていき、
開催国の威信をかけての一大プロジェクトになってきていますね。

 この開会式の総監督は、
今や中国映画監督の第一人者のチャンイーモウです。
 チャンイーモウといえば、
「初恋のきた道」「Lovers」「至福の時」などの名作があります。
今回の開会式は、映画以上に壮大で、かつ幻想的で、
一貫性のあるストーリーを見せてくれました。
テーマは「美」だったそうですが、
まさにそれが的確に表現していました。
中国の伝統と文化をあまつところなく表現する中で、
アッと驚く仕掛けが随所にあり、色彩の魔術師と言われる
監督らしく、色彩鮮やかな映像がそこにありました。

 そして、映像以上に驚いたのがマスゲーム。
集団となり、それがそろった時の、
一つ一つの動作の魅力的なこと……。
2年半前から練習をしたとか、一糸乱れずとはこのことです。
でも、統一された美を感じると同時に共産国の怖さを見ました。
彼らが自分意志で参加しているといいのですが……。

 完璧な開会式だったと思います。
改めてイーモウのすごさを知りました。
そして、彼の映画を見たくなりました(*^_^*)。

 オープニングの古太鼓の、2008年にちなんだ
若者2008人の演技は圧巻でした。
孔子の教えを書いた論語の中の
<友あり遠方より来る、また、楽しからずや>
この言葉ほど、オリンピックにふさわしいものはないでしょう。

 一時論語を習っていた私にとって、
孔子の復活が印象的でした。
文化大革命の時には、孔子批判が吹き荒れていましたから……。

 中国の歴史を古代からひもといていき
現代に来た時、共産革命がでてくるかなと思っていたら
出さないで、子供や未来を描くことで、
それをうまくすり抜けて行きました。
それで良かったと私は思います。
チベットや少数民族などの問題が山積していますから……。
 

 

 

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