日々の思い

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<h20.8.23>

木槿咲く喫茶店

 前にも書きましたが、
私は仕事の帰りに時々「コメダ」に寄ります。
コーヒーを飲みながら、小説や俳句の本
さらには掲示板へのカキコを考えています。
まあ、ちょっとキザな言い方をすれば、
仕事(公)と家庭(私)を切り替えるための場になっています。

 そんな「コメダ」の庭に木槿が咲いていました。
駐車場から入口までの通路に小さな庭があり、
季節の花が植えてあります。
それは気づいていましたが、まさか木槿があったとは……。

 客多き茶店の庭に紅木槿

 木槿は朝に咲いて、夕方にはしぼんでしまいます。
仕事の帰りに寄って、小池真理子の短編
「夏の吐息」の中の一編を読もうと、
ふと窓に目をやると、赤い花の木槿が咲いていました。
ここにも木槿が咲いていたのかと、
発見に喜び、帰りに写真を撮ろうと思って、
短編を読み始めました。
そして、読み終え再び窓に目をやると
もう木槿はしぼんでいました。

 夕暮れを待てぬせっかち紅木槿
 時待てずしぼみゆくかな紅木槿
 

 

 

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