日々の思い

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<h21.1.22>

冬のバスツアー(1)

 カキコがめちゃくちゃ遅くなりましたが、
ようやくまとまりカキコすることができました(*^_^*)。
今はスランプであると言いましたが、
よく考えてみると、このレポートが書けないことが
のどに詰まって、スランプに陥っていた気がします。
汚い話で恐縮ですが、私にとってカキコは、
便秘と同じで、先のものが出ないと
新しいものは書けません(^_^;)。


 昨年の12月23日から2泊3日でバスツアー
<ふく フク 三昧 関門海峡グルメの旅>
に行って来ました。

 山口県の下関は、フグの産地として有名ですが、
ふぐは高いお金で取引され福を呼ぶ魚ということで、
こちらの方では濁らずに<ふく>と呼んでいるそうです。

◎ 一日目は、名古屋から新幹線で新山口へ。

 このツアーのために、朝4時に起きて、
知多半田発5時半の始発に乗って名古屋駅へ、
そして、名古屋発7時の新幹線で、10時半に新山口に着きました。
ツアー最小催行人員は20名でしたが、
23名ぎりぎりの参加でした。ここにも不況の影響が……?。

 山口は俳人種田山頭火の故郷ということで、
銅像と句碑が駅前にありました。
駅前に待っていた観光バスに乗って、
最初に行ったのが瑠璃光寺です。
ここには、檜皮葺きのそれはそれは美しい
五重塔(国宝)がありました。

 五重塔はいくつもありますが、
屋根が檜皮葺きの塔はめずらしく、
その凛とした姿が冬空に向かって大きく翼を広げています。

 長州や京に勝りし冬の塔
 長州の空に飛立つ冬の塔

◎ 秋吉台から秋芳洞へ。

 山口県は石灰岩の一大産地で、
それを原料とするセメント会社が多く、
大手の宇部、住友、小野田の本社もここにありました。

 秋芳洞には高校の修学旅行で一度来たことがありますが、
今40年ぶりに訪れましたが、全く面影はありませんでした(^_^;)。
私はいくつか鍾乳洞を見てきましたが、
秋芳洞はとにかくスケールが大きくて、
桁外れの横綱というのがその印象です。

 カルストの見事に枯るる冬野かな

◎ 壇ノ浦古戦場のある関門海峡へ。

 関門海峡は源平最後の決戦の場となった
壇ノ浦の古戦場があり、平家の滅亡と、
幼い安徳天皇の悲劇が思い起こされます。
そこには義経の像と長州時代の幕末に使われた砲台がありました。
義経もこの戦いまでは英雄でしたが、
その後は頼朝に疎まれて悲劇の主人公になります。

 義経もやがて悲しき冬の海

 幕末時代の長州の砲台は、
馬関戦争(長州藩と、英 仏 蘭 米の連合国との戦争)で
使われたもののレプリカです。

 長州は藩の軍事力を過信していましたが、
この戦いで連合国に為す術もなく敗れて、
外国の力の大きさを知り、尊皇攘夷から
尊皇倒幕へと大きく舵を取った、
ある意味では、日本の運命を決めた戦いです。
この砲台を見ながら、そんな幕末の頃に思いを馳せていました。
(下関はその当時は馬関と呼ばれていました)

 砲台の置かれし冬の馬関かな

◎ 関門大橋を渡って、九州の門司港レトロへ。

 門司港レトロは、JR門司港駅周辺地域に残る
外国貿易で栄えた時代の建造物を中心に、
ホテル・商業施設などを大正レトロ調に整備した観光スポットです。

 門司港に客待つ車夫の寒さかな
 門司港や猿とて寒し猿回し

 門司は焼きカレーが名物だそうで、
至る所に看板や旗が立っていました。
カレー好きな私としては、
どんなものか一度試してみたかったです(*^_^*)。

 門司港駅の駅舎は、1914年(大正3年)1月に
建築された九州最古の木造駅舎で、
国の重要文化財に指定されています。
相当古いものですが、今も現役で頑張っています。

 門司港に今も働く冬の駅

◎ 北九州市八幡ロイヤルホテルにて泊。

 

 

 

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