日々の思い

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紺屋海道散策
 半田市堀崎町周辺(赤煉瓦の建物がある当たり)を
上半田(かみはんだ)と呼び、そこに「紺屋海道」があります。
この名前の由来は、古くからこのあたりに、
船の帆を染めた染物屋が数軒あったことから、
「紺屋」の名が付けられたと地元では伝えられています。

 江戸時代、当時の上半田(坂田郷)のメイン通りであったこの道は、
半田港が開かれるまでの間、千石船の出入りする
大野港と下半田を結ぶ交通の要所として、
多くの人々が行き交う賑やかな通りであったといわれています。
現在では、お寺やお社などが点在し、
昔ながらの街並みが残る静かな通りとなっています

 「ごん狐」「手袋を買いに」で知られる半田市出身の童話作家、
新美南吉はこの道に所縁のある一人です。
南吉は、晩年死に至るまで、
半田の町一番の名医といわれた
丹羽医院に再発した結核の治療に通院していました。
南吉は、丹羽医院の看護婦さんの一人に好意をいだき、
この紺屋海道を通り住吉神社の森の小径を
2人で一緒に歩いたという話も残っています。

 ミサ終えし小さき教会野水仙
 野水仙路地に老舗の煎餅屋
 火之神を祭る灯籠野水仙

 

 

 

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