日々の思い

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雛祭り
 最近では各地で町おこしを兼ねてひな祭りが行われます。
私の住む半田市でも雛祭りが2月下旬から
駅前のクラシティをメイン会場として、
いくつもの催しが行われました。
私も<雛祭り>を季語に俳句をと思って、
今年初めて参加しました。
名鉄知多半田駅前のクラシティには、
昭和のお雛様(7段飾り)が5組飾られていました。
その前に、約1時間程度居座って句を作っていました。
また、一階に展示してある古雛を見るためにロビーに行った時、
そこで、ママさんコーラスがゴスペルを歌っていました。

 以前も少し書きましたが、半田には赤煉瓦でできた
旧カブトビールの工場跡があり、
その中が一般開放されていました。

 そこには、半田市の乙川町に古くからある土雛が展示されていました。
土雛と聞くと、中馬(香嵐渓のある足助)のものを思い出しますが、
半田にもあったわけで、
改めて半田が歴史ある街であることを知りました。
 またそこにはステンドグラス雛や、ガラス雛が展示されていて、
なんとも幻想的な雰囲気を醸しだしていました。

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 雛祭りは、古代中国の上巳(じょうし)の節句と
日本に古くからあった形代(かたしろ)という人形が
長い歳月をかけて融合してできあがった行事です。

 中国では3月3日を上巳の節句として祝う風習があり、
これが日本へ伝わって来ました。
形代とは人の形をした人形のことで、
その人に降りかかるさまざまな災いやけがれを身代わりになって
負ってくれると信じられていました。
この二つが結びついたのが江戸時代の初めです。
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そこで一句。

土雛に尾州半田の歴史あり
廃屋にステンドグラスの雛かな
ゴスペルの流れるロビー雛祭り

 

 

 

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