日々の思い
<h21.3.17> |
雛祭り |
最近では各地で町おこしを兼ねてひな祭りが行われます。 私の住む半田市でも雛祭りが2月下旬から 駅前のクラシティをメイン会場として、 いくつもの催しが行われました。 私も<雛祭り>を季語に俳句をと思って、 今年初めて参加しました。 名鉄知多半田駅前のクラシティには、 昭和のお雛様(7段飾り)が5組飾られていました。 その前に、約1時間程度居座って句を作っていました。 また、一階に展示してある古雛を見るためにロビーに行った時、 そこで、ママさんコーラスがゴスペルを歌っていました。 以前も少し書きましたが、半田には赤煉瓦でできた 旧カブトビールの工場跡があり、 その中が一般開放されていました。 そこには、半田市の乙川町に古くからある土雛が展示されていました。 土雛と聞くと、中馬(香嵐渓のある足助)のものを思い出しますが、 半田にもあったわけで、 改めて半田が歴史ある街であることを知りました。 またそこにはステンドグラス雛や、ガラス雛が展示されていて、 なんとも幻想的な雰囲気を醸しだしていました。 ******* 雛祭りは、古代中国の上巳(じょうし)の節句と 日本に古くからあった形代(かたしろ)という人形が 長い歳月をかけて融合してできあがった行事です。 中国では3月3日を上巳の節句として祝う風習があり、 これが日本へ伝わって来ました。 形代とは人の形をした人形のことで、 その人に降りかかるさまざまな災いやけがれを身代わりになって 負ってくれると信じられていました。 この二つが結びついたのが江戸時代の初めです。 ******* そこで一句。 土雛に尾州半田の歴史あり 廃屋にステンドグラスの雛かな ゴスペルの流れるロビー雛祭り |