日々の思い
<h21.6.10> |
天才 |
米国テキサス州で開かれた 「第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクール」で 全盲のピアニスト辻井伸行さん(20)が優勝しました。 昨日の、みのもんた<朝ズバ!>で、 そのことが詳しく報じられていました。 生まれた時から全盲の息子の将来を悲観した父親は、 何か才能でもあればという気持ちもあったのでしょうか? おもちゃのピアノを買い与えました。 そのピアノで、突然2歳の時に母の歌う<ジングルベル>を 何の練習もせずにひいたそうです。 東京都在住の彼は、現在は上野学園大(東京都) 音楽学部3年に在学中ですが、 4歳からピアノ教師のレッスンを受け、 最年少の7歳で全日本盲学生音楽コンクール (現ヘレン・ケラー記念音楽コンクール)のピアノの部門で優勝。 05年にはワルシャワ(ポーランド)で開かれた 第15回ショパン国際ピアノコンクールで批評家賞を受賞しました。 その後の努力は並大抵のものではなかったでしょう。 父親が一日10時間練習をしていたと言っていましたが、 イチロウと同じような努力が、天分を花開かせたのでしょう。 音楽評論家が、彼は指に目がついていると言っていたことが 印象深く残っています。 天才とは我々凡人には計り知れないものでありますが、 皆さんは、自分の人生の中で天才と関わったことがありますか? 私は二人の天才に会いました。 といっても、辻井さんやイチロウほどではないですが、 自分中では、凄い人物で天才だと思いました。 一人は、中学の時の友人でした。 中学2年生の時に、本屋につき合ったくれと言われ、 何を買うかと思ったら、アダムスミスの「国富論」でした(*^_^*)。 その後、彼は東大へ進学し、東海銀行に就職をしますが、 新人研修の時に飛行機事故で亡くなりました。 もう一人は、プロの速記士です。 私が速記をやっていたのは大学生の時ですが、 彼はその時は中学生で、分速350字の話を速記で書いていました。 それはどの位のスピードかと言いますと、 NHKのラジオでニュースを読むアナウンサーのスピードが 大体、分速320字ですから、その速さのすごさが想像つくと思います。 彼はそのスピード以上を難なくこなしていました。 その当時一日10時間程度練習をして、 速記士をめざしていた私は、ようやく分速280字でした(^^;)。 |