日々の思い

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<h21.10.12>

直江兼続

 今年のNHKの大河ドラマは、
直江兼続を主人公にした<天地人>です。
NHKの大河ドラマは毎年必ず見ていますが、
今年はできが良いと思っています(*^_^*)。

 兼続は上杉景勝の家老ですが、
彼の存在によって上杉家はいくたの苦難を乗り越えて来ました。
偉大な上杉謙信の後を継いだのが、
やや頼りない(^_^;)、上杉景勝。
でも、兼続の働きによって豊臣政権を支える5大老の一人、
会津120万石の大大名になることができました。
しかし、関ヶ原の戦いで石田三成の西軍に味方したため、
徳川家康から、米沢藩30万石に国替えさせられてしまいます。

 歴史物、特にこの時代の歴史の好きな朔太郎ですが、
関ヶ原以後の上杉家はほとんど知りません。
その意味でも興味があり、毎回楽しんで見ています。

 直江兼続の優秀さは有名ですが、
今回は今までにない大ピンチ
それは、120万石から30万石へと1/4に国が減ったのに、
今の家臣6000人を一人も首にせずに、
そのまま召し抱えて米沢へ連れて行きます。

 普通は家臣も国の石高に見合う人数の
1500人程度とすべきですが、上杉家はそれをしませんでした。
リストラをせずに、合理化で何とかこれを乗り切ろう、
昔のトヨタ自動車を始めとする、日本型経営の根本思想ですね。

 そこで兼続がとった作は、新田開発
家臣の若い者に、領地の新田を開発させ、
開発した者に私有を認める事、
これによって、30万石を実質50万石にしました。

 すごい才覚ですね。
 でも、兼続なき後、
上杉家は今後さらに苦難の道をたどって行きます。

 

 

 

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