日々の思い

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<h21.11.16>

神無月(かんなづき)

 俳句を始めて5年が経ちました。
今では第1、第3土曜日は名古屋の中日ビルで
第2と第4土曜日は常滑の句会があります。

 常滑の句会の方はベテランの方が多く、
レベルも高いので勉強になります。
この間の常滑句会で、私の次の句が誉められ、
もの凄く嬉しかったので、紹介させてください(*^_^*)。
それは、
 山茶花や巫女も暇なり天満宮
です。

 昨年の12月に九州へのフグづくしツアーで
太宰府天満宮に行きました。
お正月になると芋の子を洗うように混雑する天満宮も、
<戦の前の静けさ>というわけで、人も少なく
おみくじやお札を売る巫女さんものんびりとしていましたので、
その時の風景を読んだ句です。
 山茶花は10月から12月頃まで咲く花で<冬の季語>です。
赤い花が咲いてもどこか寂しい感じを受けます。

*****
 神無月とは、旧暦10月の異称ですが、
この月は日本中の神様が出雲大社に出かけて留守をする。
つまり「神のいない月」で、
その理由は縁結びのためだと言われています(*^_^*)。
(出雲では旧暦10月を神在月(かみありづき)と言います)

 <巫女も>の<も>が神がいない天満宮も暇であるにかかっている。
そんな指摘をしていただきました。
もちろん私はそこまでは考えてはいませんでしたが、
そういわれれば確かにそうで、嬉しい誤算でした(^_^)v。

 俳句は読み手の解釈で変わるもの。
さらに読み手の想像力をかりたてるものが、
良い句だと言われていますから、
この指摘はもの凄く嬉しかったです(*^_^*)。
 
 

 

 

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