日々の思い

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<h21.11.20>

薬食い

 俳句には独特の言葉があります。
この「薬食い」も始めて聞いた時は、
病気のために、薬を食べるように
たくさん飲むことだと思っていましたが、
実際は肉を食べることでした(*^_^*)。

 昔は猪とか牛とか、四つ足の動物の肉は
食わないのが普通だったので、
体のためだと言い訳をして食べるわけです(*^_^*)。

 そういえば酒のことを「般若湯」と言って、
お寺の坊さんが飲んでいたのと似ていますね。

 あまり友達のいない朔太郎ですが、
大学の時の友と、たまに飲むことがあります。
そんな時はお互いの病気自慢で盛り上がりますが、
その病気を克服して、今が元気であれば良いのですが、
重い病気であったり、病名さえわからないものは辛いですね。
友の病気を聞いて、今の自分の幸せをかみしめています。
「人は人との比較で幸せを感じるものですから……。」

 最近見た映画「なくもんか」の中で、
人の「不幸」は笑いになるとありましたが、なるほどです(*^_^*)。
漫才コンビの「麒麟」の田村の貧乏話、メチャ面白かったのに
「ホームレス中学生」がベストセラーになって、印税が2億円とか……。
もう彼らの漫才は笑えません(^^;)
お金とひきかえに、芸を失ったわけです。

 そこで一句
木枯らしや 病気自慢の 薬食ひ

 
 

 

 

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