日々の思い

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<h21.11.24>

近江八幡水郷めぐり 

 23日(祝)にバスツアーで近江八幡水郷めぐりと
湖東の百済寺に行ってきました。
昼食付きで一人8000円也です。

 朝7時半に半田を出発し、10時半頃近江八幡につき
約1時間水郷めぐりをしました。
水郷めぐりのうたい文句に、
”手こぎ舟による、日本一ゆっくりした舟下り”とありました。
8人乗ると一杯に船に船頭がのり、
手こぎ(櫓をこいで)で水郷を一巡りします。

 てこぎ舟の良さでしょうか?
ちょっと体を動かしただけでも舟が揺れて、
安定感がなくなります。
目線が水面に近く、水が手で触れられる感じは良いですね。

 水は気持ちを癒してくれるもの、
ただ延々と蘆の原の中を進んでいくだけですが、
のんびりゆったりとした気分にさせてくれます。
あとからネットで調べましたが、
ここの水郷は生活のためというよりは
秀吉が船遊びを楽しみ、心を癒すための水郷だそうです。

 この日は気持ちよく晴れた小春日でしたが、
それでも舟の中は寒いということで、
綿入れの半纏を貸してくれて、それを着て乗りました。

 今は鴨の季語で俳句を作っているので、
鴨を近くで見られると期待していたら、
舟が行くと、遠くにいる鴨でさえ、
ぱっと飛び立って行ってしまい、それが残念でした。
餌付けされていないからだと、舟の中で話していましたが、
それが危険から身を守る本能なんでしょう。

 見える景色は遠くの山に八幡城、これは関白秀次の居城でした。
秀吉のわがままのために腹を切った秀次の悲劇を、
船頭が熱く語っていたのが印象的でした。
ここで船頭小唄の一つでもと期待をしましたが、
後ろの舟の船頭は歌っていましたが、
私の舟の船頭は歌ってくれませんでした。
私の俳句作りのためには、
できれば女船頭で、近江のなまりがあって、
船頭小唄でも唄ってくれれば、最高なんですが…(*^_^*)。

 それにしても、船頭の櫓さばきは見事で、
その腰つきは芸術的だと思って見ていました。

 神社符に守られ冬の舟下り
 舟寄れば水郷の鴨逃げにけり
 手こぎ舟水郷めぐる小六月
 綿入れを着て水郷をめぐりけり
 船頭の語る秀次小六月

 水郷めぐりを終わって昼食の後、百済寺に行きました。
読み方は<くだらじ>ではなくて、<ひゃくさいじ>と読みます。
という私もガイドさんから聞くまで、<くだらじ>と思っていました(^^;)。

 ここはパンフレットに日本の紅葉百選、近畿の五大紅葉名所とありました。
ちなみに他の4つは<大原三千院 京都><高雄神護寺 京都>
<談山神社 奈良><長岳寺 奈良>だそうです。

 確かに今を盛りに見事な紅葉でした。
この時期はここに限らず紅葉の名所はどこも大混雑、
車の長い列が続いていますが、
ここはバスを優先して誘導をしてくれるので、
香嵐渓のようなことはありませんでした(*^_^*)。

 散った紅葉を踏みながら長い石段を登って行くと
仁王門があり、そこにはとてつもなく大きい草鞋が
一対置いてありました。
仁王門をくぐって本堂へ、本堂には観音様が……。
長寿(100歳まで生きれるように)を願ってきました。
その隣に鐘楼があり、
煩悩を払うために鐘を打つ人が長い列を作り、
鐘が休みなく打たれていました。

 そこから緩やかな坂を下って、
紅葉を堪能しながらの散策、やがて回遊式の庭園へ……。
そこには見事な紅葉がありました。
 
 

 

 

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