日々の思い
<h21.7.5> |
マイケル・ジャクソン |
亡くなったマイケル・ジャクソンが 偉大なミュージシャンであったことは、 連日のマスコミ報道で思い知らされています(*^_^*)。 しかし、元々音楽、特に洋楽に疎い私は マイケル・ジャクソンについては<アルバム・スリラー>が 世界的に大ヒットしたこととか、 あの何とも不思議で格好良い、 ムーンウォ−クの産みの親であることくらいしか知りません。 マイケル・ジャクソンは、ジャクソンファイブでデビューしましたが、 日本ではしばらくして同じ構成でフィンガーファイブが出て <個人授業><恋のダイヤル6700><学園天国>など ヒット曲を出して活躍したので、 どちらかというとフィンガーファイブの方が 私には印象に残っています(^_^;)。 というわけで、私にとって、 彼は偉大なミュージシャンというよりも、 もっと別のスキャンダラスな影がつきまとっていました。 少し前に、少年への性的な虐待で逮捕されましたが、 裁判では勝って無罪となりました。 アメリカの司法制度は陪審員制であり、 陪審員の気持ちを左右する有能な弁護士の力によって、 判決が大きく影響を受けます。 極言すれば、弁護士次第というわけですが、 有能な弁護士を雇うには、大金が必要で誰でも可能なわけではありません。 マイケル・ジャクソンの判決の真実はわかりませんが、 金で無罪を買ったという印象は私には拭えません。 それからもう一つ、度重なる整形手術、 肌の色を黒から白へ変えて行きます。 これはアメリカにおける人種差別、人種偏見、 白人の優位性などの問題が影響していると思いますが、 金と名声を手に入れたので、 後は白人になりたいと思ったのかもしれません。 自分の肌を捨てることは自分の過去との決別であり、 自分の基盤を失うことになります。 彼は黒人の持つリズム感、音楽性によってスターになりましたが、 それを否定することにもなる気がします。 だから、あの整形手術はどう考えてもおかしい、異常な世界です。 何のためにしたか? 映画剣岳は、明治時代に前人未踏の剣岳に、 測量のために三角点を建設するために、命の危険を冒してまで登頂した 陸地測量隊の物語でした。 そして、この映画のテーマは「何をしたか?」ではなく 「何のためにしたか?」であったと思います。 標高2999mの剣岳、この前人未踏の山に、 日本山岳会は登ることだけが目的でしたが、 陸地測量隊は剣岳に登り、 三角点(測量の基準となる点)を作ることが目的でした。 その違いは大きいですね。 ただ登るだけでも大変なのに、測量の器械や 三角点を建設するための機材を運ぶのですから、 その大変さは筆舌に尽きます。 このことから私は次のことを思い出しました。 人は健康になろう、長生きしようと 日々の生活を節制して努力をしていますが、 でも、健康になることや長生きが本来の目的ではなく、 それはあくまでも手段であって、 本来の目的はそうなって何をするかがだと思います。 お金を貯めることもそうですね、 ただお金を貯めるのではなく、その貯めたお金で何かを買うわけです。 このように、はっきりとした目的がなく、 ただひたすら我慢をしてばかりいては、 人生が辛く寂しいものとなってしまいます(>_<)。 自分も健康になるためにダイエットをしていますが、 気がつくとダイエットが目的となってしまい、 カロリーのことばかり気になり、 目先の体重に一喜一憂して、 本来の目的を見失ことがあります。 私が健康になりたいのは、人生を楽しみたいからです。 そのことをもう一度肝に銘じて、ダイエットに励みます。 毎日毎日の人生を楽しみながら、決して無理をせずに……。 |