日々の思い

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マイケル・ジャクソン

 亡くなったマイケル・ジャクソンが
偉大なミュージシャンであったことは、
連日のマスコミ報道で思い知らされています(*^_^*)。

 しかし、元々音楽、特に洋楽に疎い私は
マイケル・ジャクソンについては<アルバム・スリラー>が
世界的に大ヒットしたこととか、
あの何とも不思議で格好良い、
ムーンウォ−クの産みの親であることくらいしか知りません。

 マイケル・ジャクソンは、ジャクソンファイブでデビューしましたが、
日本ではしばらくして同じ構成でフィンガーファイブが出て
<個人授業><恋のダイヤル6700><学園天国>など
ヒット曲を出して活躍したので、
どちらかというとフィンガーファイブの方が
私には印象に残っています(^_^;)。

 というわけで、私にとって、
彼は偉大なミュージシャンというよりも、
もっと別のスキャンダラスな影がつきまとっていました。

 少し前に、少年への性的な虐待で逮捕されましたが、
裁判では勝って無罪となりました。
アメリカの司法制度は陪審員制であり、
陪審員の気持ちを左右する有能な弁護士の力によって、
判決が大きく影響を受けます。
極言すれば、弁護士次第というわけですが、
有能な弁護士を雇うには、大金が必要で誰でも可能なわけではありません。
マイケル・ジャクソンの判決の真実はわかりませんが、
金で無罪を買ったという印象は私には拭えません。

 それからもう一つ、度重なる整形手術、
肌の色を黒から白へ変えて行きます。
これはアメリカにおける人種差別、人種偏見、
白人の優位性などの問題が影響していると思いますが、
金と名声を手に入れたので、
後は白人になりたいと思ったのかもしれません。

 自分の肌を捨てることは自分の過去との決別であり、
自分の基盤を失うことになります。
彼は黒人の持つリズム感、音楽性によってスターになりましたが、
それを否定することにもなる気がします。
だから、あの整形手術はどう考えてもおかしい、異常な世界です。

何のためにしたか? 

 映画剣岳は、明治時代に前人未踏の剣岳に、
測量のために三角点を建設するために、命の危険を冒してまで登頂した
陸地測量隊の物語でした。
そして、この映画のテーマは「何をしたか?」ではなく
「何のためにしたか?」であったと思います。

 標高2999mの剣岳、この前人未踏の山に、
日本山岳会は登ることだけが目的でしたが、
陸地測量隊は剣岳に登り、
三角点(測量の基準となる点)を作ることが目的でした。
その違いは大きいですね。
ただ登るだけでも大変なのに、測量の器械や
三角点を建設するための機材を運ぶのですから、
その大変さは筆舌に尽きます。

 このことから私は次のことを思い出しました。
人は健康になろう、長生きしようと
日々の生活を節制して努力をしていますが、
でも、健康になることや長生きが本来の目的ではなく、
それはあくまでも手段であって、
本来の目的はそうなって何をするかがだと思います。

 お金を貯めることもそうですね、
ただお金を貯めるのではなく、その貯めたお金で何かを買うわけです。
このように、はっきりとした目的がなく、
ただひたすら我慢をしてばかりいては、
人生が辛く寂しいものとなってしまいます(>_<)。

 自分も健康になるためにダイエットをしていますが、
気がつくとダイエットが目的となってしまい、
カロリーのことばかり気になり、
目先の体重に一喜一憂して、
本来の目的を見失ことがあります。

 私が健康になりたいのは、人生を楽しみたいからです。
そのことをもう一度肝に銘じて、ダイエットに励みます。
毎日毎日の人生を楽しみながら、決して無理をせずに……。
 

 

 

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