日々の思い

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土岐市吟行会

 1月10日(日)に岐阜県土岐市の吟行会に参加しました。
土岐市は初めて訪れる町でしたが、急行なら多治見の次の駅で、
金山から30分くらいの所でした。

 人口約6万程度の美濃焼の盛んな陶の町です。
そこの妻木町にある、
妻木神社&崇禅寺(そうぜんじ)を巡る吟行会でした。
岐阜県は寒いとは聞いていましたが、
駅に降りた瞬間に寒さの違いがわかりました(>_<)。
車で迎えに来てくれた人の話では、
雪がさっきまで舞っていたそうです(*^_^*)。

 9時半から12時までが見学で、
最初は妻木八幡神社を訪れました。
 流鏑馬が10月に行われる神社で、
その馬場ともなる広くて長い玉砂利の参道があり、
両脇に檜(東濃檜は有名)の林が凛としてそびえていて、
敬虔な気持ちにさせてくれる神社でした。

 そこで一句。

 今朝の雪神への手摺濡らしけり
 流鏑馬の駆ける参道初詣
 草葺きの宮司の家門寒椿

 つぎは崇禅寺(そうぜんじ)。
臨済宗妙心派の禅寺で、
地方にこんな立派な伽藍を持つ寺があるのかと驚きましたが、
それは妻木城主代々の廟所を守っていることも
大いに関係があるのでしょう。

 そこで一句。

 勅使門閉じて久しき龍の玉
 漆喰の蔵持つ寺や山眠る
 飛石の途切れて先の冬桜

 その後会場の公民館へ移動し昼食。
12時半から1時半までの間に、見学先を題材に7句作って
それを元に句会が行われました。

 ここの句会は大ベテランの実力者揃いということで
今回は自分の句が選ばれるのは期待せず
ただ勉強のつもりで参加しましたが、
そんな時に限って良い句が出来るもので、
たくさんの方に自分の句を選んでいただき驚きました(*^_^*)。
まあたまにはこういうこともないと俳句は続けられません。
そんなわけで金山へ気分良く帰って来て、
2時間ほど金山の<はなの舞い>で飲んで
家に帰りました。
俳句を語りながらの酒もまた良きかなです(*^_^*)。 
 

 

 

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