日々の思い

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中馬のおひなさん

 2月21日(日)に豊田市足助町の
<中馬のおひなさん>を見てきました。
ここは香嵐渓として有名な所で、
紅葉のシーズンの土日は大渋滞で、
駐車場も満車です。
しかしそれ以外はガラガラと思っていましたが、
この日は11時の段階で、駐車場の2/3が埋まっていました。
(駐車料金は500円)
3時には帰りましたが、
その時は満車で、他の駐車場もそうでした。
もちろんもみじ狩りほどの大混雑ではないですが、
日曜日で行楽日和にも恵まれて、大きな人出となりました。

 三州足助は江戸時代、三河でとれた塩を
信州に馬で運ぶ中継地として栄えた宿場町(足助宿)で、
中山道の脇街道であるこの街道を、塩街道(塩の道)と呼びました。
塩は馬の背に乗せて運ぶので、馬の疲労を考えて中継点で
馬を変える必要がありました。その中継点のことを中馬ということから
別名中馬街道ともいわれています。

 宿場町、塩問屋として栄えた足助宿は
今も昔の町並みが残っています。
この宿場の町並みの特徴は、漆喰の家で、
それが街道に沿って連なり<白壁の町>という
雰囲気を醸し出していました。
その街道に沿って131軒の家々(土産物屋だけでなく一般の住宅も)
にお雛様が飾られています。
飾られているのは普通のお雛様だけでなく、
土雛・紙雛・竹雛・吊し雛などいろいろです。

 土産物屋を冷やかしたり、五平餅を食べたりしながら、
その一軒一軒のお雛様をのぞいて行きます。
楽しみ方は人それぞれですが、
私は句材を探しながら、2時間ぐらい散策をし、
帰りに香嵐渓に寄って5時頃に家に着きました。

 このひなまつりが足助にとって
町おこしである大切なイベントであると
住民が認識して大切にしていることがよくわかります。
 村人総出の手作りのイベントで、
パンフレットの案内地図もしっかりとわかりやすくできていましたし、
食堂も露店も良心的でした。
そして、住民の対応も良く、とても良い気分で帰って来ました。

そこで一句。
 秋紅葉春は中馬のひなまつり
 ひなまつり路地に蔵持つ足助宿
 雛の顔比べて歩く足助かな 
 

 

 

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