日々の思い
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野間大坊 |
2月中旬に知多半島(知多郡美浜町野間)にある、 野間大坊(のまたいぼう)に行って来ました。 野間大坊は真言宗のお寺で、知多四国八十八か所の遍路寺です。 源頼朝の父である源義朝(よしとも)が平治元年(1159年) 平治の乱で平氏に敗れ、数人の家来と共に この野間の地に逃れてきました。 それは、家来の鎌田氏の義父である、 長田忠致(ただむね)を頼ってのことでした。 しかし、忠致は平氏からの賞金に目がくらみ、 湯殿で入浴中の義朝を殺します。 この時義朝は、「我に木太刀の一本なりともあれば」と 叫び無念の死をとげました。 その義朝の墓があることで有名な寺ですが、 義朝の無念を思って、 墓には木の小太刀(幅3p長さ40p)が奉納されています。 そこには絵馬の如く、いろいろな願い事が書いてあり、 それが墓を埋め尽くしていました(*^_^*)。 そして墓は椿の木々で囲まれていて、 季節がらたくさん椿が落ちていましたが、 そのあざやかで生々しさは、武者の生首のようにも感じました(^_^;) また、そこの寺には義朝の首を洗った血の池もあり、 水仙の花が咲いていたのが印象的でした。 |