日々の思い

日々の思いの目次へ 

 

<h22.3.15>

野間大坊

 2月中旬に知多半島(知多郡美浜町野間)にある、
野間大坊(のまたいぼう)に行って来ました。
野間大坊は真言宗のお寺で、知多四国八十八か所の遍路寺です。

 源頼朝の父である源義朝(よしとも)が平治元年(1159年)
平治の乱で平氏に敗れ、数人の家来と共に
この野間の地に逃れてきました。
それは、家来の鎌田氏の義父である、
長田忠致(ただむね)を頼ってのことでした。

 しかし、忠致は平氏からの賞金に目がくらみ、
湯殿で入浴中の義朝を殺します。
この時義朝は、「我に木太刀の一本なりともあれば」と
叫び無念の死をとげました。

 その義朝の墓があることで有名な寺ですが、
義朝の無念を思って、
墓には木の小太刀(幅3p長さ40p)が奉納されています。
そこには絵馬の如く、いろいろな願い事が書いてあり、
それが墓を埋め尽くしていました(*^_^*)。

 そして墓は椿の木々で囲まれていて、
季節がらたくさん椿が落ちていましたが、
そのあざやかで生々しさは、武者の生首のようにも感じました(^_^;)
また、そこの寺には義朝の首を洗った血の池もあり、
水仙の花が咲いていたのが印象的でした。
 

 

 

上に戻る