日々の思い

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白子海岸

 俳句のために3月22日の祝日に、
近鉄主催のハイキング
「春の潮風満喫・白子の海岸散歩」に参加しました。

 このハイキングは各自で近鉄白子駅に
9時〜10時半までの間に行って
そこで係りの人から案内地図をもらい、
それに従ってハイキングをします。
団体行動でないので個人のペースで回れたり、
予約がいらないから、
当日の体調・天候に合わせて決められるのが良いです。
この自由さが俳句を作るにはものすごくありがたい(*^_^*)。
(全く関係のない所で、立ち止まって俳句を作っていますから……)
今回は約8q、2時間30分のコースでした。

 名古屋から近鉄に乗って急行で50分、白子(しろこ)駅で下車、
そこから白子の町並み、絵馬で有名な八幡神社を通って
メインである白子海岸の散歩というハイキングコース……。
それはそれは美しい砂浜が約2qにわたって続いていて
そこを歩きました。

 そこで一句。
 浜歩くリックサックの陽炎えり

 私は蒲郡生まれで、子供の頃はこれと同じくらい美しい砂浜が
そこにもありましたが今はありません。
<ザ・日本の砂浜>とも言える砂浜が、健在で
自分の近くにあったことはうれしかったです。
この美しさを口で表現できるものではなく、
自分で体験するしかないですね。

 そこで一句。
 砂浜に人を恐れぬ鴎かな
 潮跡に並ぶ貝殻春の海

 このようなハイキングには、
事前にトイレと昼食の場所のチェックが必要ですね(*^_^*)。
初めての体験で学習をしました。
トイレを借りるために、仕方なしに中間点の海産物店で
明太子しらすと梅しらすを100グラムづつ買い、
その日からのご飯のおかずになりました。
白子港はしらす漁が盛んな所みたいです。

 そこで一句。
 しらす漁船に数多の鴎かな
 しらす干す姉さんかぶり 春の浜

 春の海は、春の陽がまばゆくきらきらと光っていて、
その光が波に反射して星形に光り、
それが波と共に動くさまはまるで宝石のような美しさ、
いつまで見ていても飽きない風景でした。
この美しさを俳句に詠めない、
自分の力のなさがなさけないです(>_<)。
自然の美しさ・造形美は、人間の創造を遙かに越えるものがあります。

 そこで一句。
 波頭光走れり春の海
 

 

 

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