日々の思い

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<h22.10.15>

明治村

 10月11日(月)体育の日に明治村へ車で行ってきました。
半田から高速を使えば約1時間半で、
明治村に10時半について15時まで見学してきました。

 目的は俳句を作ることで
「小さい秋」を見つけようと、わざわざ明治村まで来ましたが、
この日は30°を越える暑い日で、
小さな秋どころではなかったのですが、
それでも木陰に入れば、秋らしい風が感じられました。

 秋の祝日ということで、結構な人出でした。
昼食にグルメ(今グルメフェアーの開催中)をと思って
明治村食堂に行ったら、
なんと60分待ちとの表示があったので諦めて、
露店で<茄子味噌たません>(350円)と
カレーパン(250円)を買って腹を膨らませました。
<たません>は初体験でしたが、お腹も空いていたこともあって、
結構おいしかったです。
でも、ちょっと食べにくかったかな(*^_^*)。

 明治村は仕事の関係もあって何度も来ているので、
特に目新しいものはなかったのですが、
それでも、地図を頼りに一通り回りました。

 旧帝国ホテルは、フランク・ロイド・ライトの設計したものを
ロビー部分だけ、ここに移築したもので、
明治村の目玉ともいえる建物です。
ライトは20世紀を代表する現代建築の巨匠の一人で、
アメリカ人の建築家です。

 この建物は建築というよりも彫刻作品、
私は日本の組木細工が思い浮かびました。
ロビーの中央の吹き抜けが見事で、
荘厳で落ち着いた雰囲気を感じます。
また外観もシンメトリーで美しい建物です。

 <天高しロビーに響くカルテット>
<ファサードの組木細工や秋日和>

 聖ザビエル教会堂は私の好きな教会で、
ステンドグラスの美しい薔薇窓が、
プリズムのように、色鮮やかな光を放っています。
昔の人はこのような荘厳で偉大な建物にふれ、
畏敬の念から神を感じたのでしょう。
不信心な私でも、この教会の中に入ると
自然と敬虔な気持ちになります(*^_^*)。

 <秋色に染める薔薇窓天主堂>

 夏目漱石・森鴎外邸では、書斎にあった置物の猫が
突然しゃべり出してびっくりしました(^_^;)。

 縁側は良いですね、昔の自分の家にもありましたし、
少し前まではごくごく普通の日本の風景でした。
縁側に座り足をぶらぶらさせながら、
縁板の木目を触って見ました。
そして、その荒い手触りに懐かしい少年の頃のことが
瞬時に思い出されました。

 日本人は縁側と共に、<日本人の心>などの大事なものを
捨ててしまったような気がします。
家の中を見て回りましたが、
その頃の日本人の体型などを考慮した作りとなっていました。
しかしそれにしても、この家の中のあった女中部屋の広さが、
畳2枚と1畳の物置だけだった事にショックを受けました。

 <漱石の猫に驚く秋日和>
 <秋寂したった2畳の女中部屋>

 どのくらい歩いたでしょうか?7q?
とにかく疲れました(*^_^*)。
次に行く時は、年を考えてバスやSLを
有効に使って回るべきだと思いました(^_^;)。 
 

 

 

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