日々の思い
<h22.10.26> |
富岡鉄斎 |
10月17日(日)に碧南市で、 大浜てらまち俳句ing(はいきんぐ)が行われました。 これはこの地区の町おこしのためのハイキング&吟行会です。 私は4回目の参加です。 この時はこの地区の全てのお寺が開放され、 寺によっては庫裏の奥まで見せてくれる所もあります。 その中の一つ、曹洞宗林泉寺は大きなお寺です。 その庫裡の奥に富岡鉄斎の書と墨絵があり そのお寺のお宝です。 そして、普段は見ることができません。 その書には、「桃栗三年柿八年 因縁熟するところ 遅速あり」 と書かれていました。 何かのアクションを起こせば、結果は必ず出るもの、 でも、その現れ方には遅速があるわけです。 だから結果が出ないと、あせったり、諦めたりしてはだめで、 その時はじっと我慢して、期の熟するのを待つことが大切である。 そんなことを教えてくれています。 自分の60年の人生を振り返って見て、 この待つことができなかったこと、すぐ諦めてしまったことが 何事も中途半端で大成できなかった原因、 一番の反省点です(^_^;)。 <富岡鉄斎> 富岡 鉄斎(1837年〜1924年)は、 明治・大正期の文人画家、儒学者です。 大芸術家として知られる富岡鉄斎は、 各地を旅行し気の向くままに諸家に滞在して名作を残していますが、 この書もこの寺に滞在した時に書いたものです。 |