日々の思い

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<h22.10.27>

老後のための読書

 映画と同じくらい読書が趣味の朔太郎ですが、
ここ2年ばかり本から遠ざかっていました。
来年定年退職を迎えますので、
そろそろそれに備えて、読書の習慣をつけようと本を読み始めました。

 読んだ本は、平 安寿子(たいら あすこ、1953年生まれの57才 )
の<くうねるところすむところ>です。

 題名の「くうねる‥‥」は有名な落語の「寿限無」の一説です。
工務店の話からここへと連想させることを考えると
作者が落語に造詣の深いことが伺えます。

 地元で住宅建築を中心に営む建設業「鍵山工務店」、
その女社長と従業員の奮闘ぶりを描き、
そこに素敵な恋の話が加わります(*^_^*)。

 また、同じ作家の<おじさんとおばさん>も読みました。
こちらの主人公達は、小学校6年生の時のクラスメイトで、
全員昭和28年生まれの57歳で、ものすごく親近感がわきました。

 小学校6年生の時の担任の先生の息子が選挙に出ることになり、
その応援者が先生の担任した生徒を集めて、励ます会を開きます。
そこに偶然集まった6年3組のクラスメート、
男女3人ずつ6人のおじさんとおばさんの物語です。

 その後、2次会に行った後、このままで別れるのは寂しいと、
同級会の準備委員会を作り、6人で定期的に集まることになります。
そこから恋に発展……。
年代が同じということで、同感できる部分がいっぱいあり
おもしろい小説なので、お薦めです(*^_^*)。 
 

 

 

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