日々の思い

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岡崎城の桜

 4月3日(日)に名鉄ハイキング
「東海随一! 岡崎の桜と城下町のんびり散策コース」
に行って来ました。
コースの概要は、「岡崎公園前駅→岡崎公園・岡崎城→柿田川緑道→伊賀八幡宮
→伊賀川堤→随念寺→丸石醸造→明代橋公園(ゴール)→東岡崎駅」で、
その距離は約7.5qでした。

 8時半に岡崎公園前駅を出発。
 この日は、昨日とはうって変わって寒く、
どんよりとした曇り空で、こういう空模様を花曇りとか
花冷えというのでしょう。

 岡崎公園駅のホームから見る桜は一分咲きでしたが、
磨かれた車の屋根に、花のままに散る桜と、
そこに写る桜の木の影がまっちして、なかなか絵になります(*^_^*)。

 初桜 五弁のままに 散りにけり 

 そこから岡崎公園まで歩いていきましたが、
桜まつりの期間ということで、
ピンクの提灯がたくさん釣ってあり、
一層華やかな気分になりました。

 提灯も 桜に染まる 城下かな

 岡崎城は何度も来たことがありますが、
いつも車で来て駐車場の方から入っていました。
そのため今回は雰囲気がまるで違い、新鮮な発見があり楽しめました(*^_^*)。
同じものでも、視点を変えると新鮮に見えるものですね。

 朝早いというのに、広い公園のあちこちに
花見の場所取り用の青いビニールシートが一杯敷かれていました。
そこでは、時間つぶしにゲームをしていたり、
夜までまちきれなくて酒盛りをしている所もありました。
また、一人でぼんやりしていたり、寝ている人もいました(*^_^*)。

 新人の 一人場所取る 花見かな
 場所取りの 夜までは待てぬ 花見かな

 岡崎公園は5分咲きでしたが、
菜の花は満開で、桜とのコラボがすばらしかったです。
そこでは桜祭りのための屋台の準備に忙しい、
香具師達の姿がありました。
 
 花冷えの 中に屋台の 準備かな

 桜の名所岡崎公園を抜けて、
徳川家の祈祷所がある伊賀八幡宮を見て、
伊賀川の堤(川の両側に見事な桜並木が続きます)を歩きました。

 水鳥の 水脈に漂ふ 花筏
 川恋し 触れんとしだれ 桜かな
 川面へと 小鳥の散らす 初桜

 伊賀川の堤を抜けてしばらく歩くと
白壁が階段に沿って続く随念寺があります。
 
 白壁の 波打つ塀や 春の寺

 そして丸石醸造で酒蔵の見学。
酒蔵に入ると甘い酒の香りがしました。
丸石醸造の銘柄「長誉」の仕込み水を
竹の柄杓で飲みましたが、まろやかでした。
甘酒のふるまいがあり、甘くてこくがあったので、
2杯もいただきました。

 酒蔵に ジャズの流るる 春日かな

 そしてゴールの東岡崎駅へ……。

 職退きて 歩く一人の 桜道

 

 

 

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