日々の思い

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名鉄ハイキング

 4月17日(日)に、
 「春爛漫!丈山苑とデンパーク・フラワーフェスティバル」
という名鉄ハイキングに行ってきました。
コースの概要は、
「名鉄西尾線南桜井駅→和泉公園→いずみ製菓(煎餅屋本店)→丈山苑
→デンパーク(正門)→道の駅デンパーク安城→明治用水緑道
→アピタ安城南店(ゴール)→桜井駅」で、
歩いた距離は約11qです。

 安城市は人口17万のベットタウンで、
かつて日本のデンマークと言われていました。
梨、いちじく、手延べ麺が有名です。

 新安城から出ている名鉄西尾線の南桜井駅、
普段は普通しか止まらない駅ですが、
今日は名鉄ハイキングのために急行が臨時停車しました。
それもそのはずで、ほぼ満員の乗客の95%の人がハイキングの人で、
この駅で降りました。

 麗らかや どっと人吐く 田舎駅

 9:05分に駅に着き、係の人から地図をもらい出発しました。
快晴で風のない暖かい日、まさにハイキング日和でした。

 安城は梨が特産で、あちこちに梨園があり、梨の花が満開でした。
梨園で消毒をする夫婦、それを遊びながら見つめる子供がいました。
良き家族、穏やかな日本の農家の風景です(*^_^*)。
梨園は鳥よけ用に金網に囲まれ、
その中の梨の木は、綱線に吊られて高くなりすぎないように、
水平に固定されています。

 梨の木の マリオネットの ごときかな

 ハイキングのたびに感じるのですが、今時の年寄りは元気ですね(*^_^*)。
70代、80代の人が大半で、中には杖をついて参加している人もいます。
全員帽子を被り、リックサック姿はは共通しています。
老後は健康が第一、そして、健康の基本は歩くことです。

 二人良し 一人また良し 春の旅
 名も知らぬ 花の多さや 春の道

 煎餅屋の試食は大繁盛、
まだ始まったばかりのここで煎餅を買えば、
荷物になるのはわかっているのに、
我先に買っていくおばちゃん達、私には理解できません(^_^;)。

 ポン菓子に 故郷想ふ 春日和
 三州の たまり煎餅 若葉風

 桜はほとんどが散って葉桜になっていましたが、
八重桜の並木があり、その中に一本
白い八重桜が咲いていて、とてもきれいでした。

 その中に 際立つ白き 八重桜

 丈山苑は、江戸時代の文人石川丈山(安城市の出身)が
京都に建てた詩仙堂を模した建物です。
四季折々に美しく楽しめますが、
私はやはり新緑の今が一番だと思っています。
今回は新緑の庭園を眺めながら、<三河路>という名の和菓子を口に、
抹茶を飲みました。
 ここは隠れた桜の名所で、
やや時季外れのしだれ桜がちょうど満開でした。

 抹茶の香 瀬音時々 鹿威し
 詩仙堂 模したる庭に 新樹光

 デンパークの中には入りませんでした。
そこの道の駅で、地の野菜を売っていましたが、
今は生産者の顔を見せるのがはやりみたいで、
野菜の前に、生産者写真が貼られていました。

 作り手の はにかむ顔や 春野菜

 そしてゴールのアピタへ

 見えてから ゴールは遠き 春の旅 
 

 

 

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