日々の思い

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近鉄ハイキング

 4月30日(土)に
<緑眩しい四季のさと・春を探しに>という
近鉄ハイキングに行って来ました。

 コースは
<近鉄榊原温泉口駅→津市白山郷土資料館→舟木池→
四季のさと・せせらぎコース→東青山駅>でした。

 案内には、歩く距離が約7キロで一般向きとありましたので、
このくらいの距離ならゆっくり歩けば楽勝と思っていましたが、
実際はその内2/3が山道で、私には結構ハードなものとなりました(^_^;)。

 近鉄名古屋駅9:10 → 伊勢中川駅で大阪線に乗り換え 
→ 榊原温泉口駅に、10:30分頃着きました。

 榊原温泉口駅は、コンビニも何もない、
山の中の駅で、目の前には田園風景が広がっていました。
そこで見事な鶯の声が聞こえたので、
係の人に、「これはほんものの鶯の声ですか?」と聞いてしまいました。
これほど天然の鶯の鳴き声をしっかりと聞いたことはなかったので、
衝撃的でした(*^_^*)。
そして、この鶯の声は今回のハイキングの間中、
至る所で聞かれました。

 この時は、丁度田植えの季節で、
水田に田植機で田植えをしている人の姿があちこちで見られました。
そんな中、大きな木の下で老いた農婦が
正座をして、じっと一点を見つめて動かない姿に出会い、
とても印象深かったです。
何を考えていたのでしょうか?

 緑陰に 座して一点 見つめけり

 白山郷土資料館で木製の里程標(りていひょう)を見ました。
ここら当たりは、初瀬街道(長谷寺への参拝道路)で
垣内宿のあった所です。

 山藤や 長谷寺までの 里程標

 体力のない私は、登り坂の山道は苦手です(*^_^*)。
だんだんと息が荒くなり、えらくなってくると、
どこか座る所はないかと探し、
見つかると、そこまでなんとか頑張って行こうと進んでいきます。
山道にベンチはなく、適当な走り根を見付け、
腰を掛けて荒ぶる息を休めます。

 あの角の あの緑陰までと 歩みけり
 緑陰に 荒ぶる息を 休めけり

 わずかに山桜はありましたが、
今は断然山藤の季節です。
その山藤、鶯、せせらぎの音に助けられながら、
何とかゴールの青山駅にたどり着きました。 
 

 

 

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