日々の思い

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<h23.10.7>

三国志見終わる

韓国ドラマ「三国志」をようやく見終わりました(*^_^*)。
見応えあるすばらしい作品で感動しました。
原作は読んでいませんが、
映画でこれ以上忠実に描くことはできないと思います。

 何しろ、DVD48枚(一枚に2話入っているので、
全96話、一話は45分くらい)ですから、
ほぼ毎日DVD1枚のペースで見ましたが、
それでも2ヶ月はかかりました(*^_^*)。

 とにかく長い物語です(^_^;)。
三世代にまたがり全中国を扱っているので、
そのつど主人公が変わり、
たくさん魅力的な人物が出ては消えていきました。
そして、その中の最大最強の人物が諸葛孔明で、
彼こそ三国志の真の主人公です。

 彼の軍略は天才的で、誰もかないませんでしたが
結局死ぬことで負けます。
どんな天才でも死は避けられないので、
時を味方につけることは最大の軍略とも言えます。
例えば、家康が秀吉の死を待って、
おもむろに天下をとったことが良き例です。

 魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国には群雄が割拠しましたが、
その滅びていく英雄に共通しているのは、
身を立てるまでは、謙虚で努力を惜しまないが、
やがて慢心と奢りにより、自分が一番正しいと思いこみ、
人の意見を聞けなくなり滅亡していきます。

 軍略の最たるものは、人の気持ちになることで、
敵の将軍が何を考えているか?何を望んでいるか?
それを推測し作戦を立てることです。
すなわち<敵を知ること>が最善の方法と言えます。

 漢の力が衰え各地に群雄が割拠し、
やがてそれは魏・呉・蜀の三国に収束され、
この三国が互いに覇を競うようになり、漢が滅亡します。
その三国の存亡を賭けた果てしない戦いが、
魏の司馬懿(仲達)の一族によって、
晋に統一されるまでを描いています。

 戦国時代の国にとって軍師は重要で、
その能力は国を左右します。
日本でも同じで、秀吉には竹中半兵衛、
武田信玄に山本勘助……。

 今の日本には外交がないと言われます。
それは国の進むべき方向を示す良き軍師がいないことでもあります。
外交と戦争は同じようなもので、
正攻法だけでなく、時にはだまし、相手を油断させて、
相手を知り、時を計り、情勢を見極める目が必要です。

 最近の日本に危うさを感じるのは私だけではないと思います。
今こそ日本の国益をしっかり守り、
外国と渡り合っていける軍師が、
日本には必要だとつくづくと思います。
 

 

 

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