日々の思い
<h23.8.8> |
女心と秋の空 |
<女心と秋の空>は、秋の空はよく天気が変わり、 それと同じように女心もよく変わるとの喩えです。 <男心と秋の空>とも言われますが、 私はやはり女心の方が適切だと思います(*^_^*)。 個人差はありますが、恋愛における 女心の変化の早さ、素早さには男はついていけません。 そして、別れればどんなに好きだったひとでも、 きれいさっぱりと忘れられる技術は女性独特のものです。 それに対して、男はひょっとしたらと思って いつまでも未練たらたらですから(^_^;)。 女心とは変わりやすいだけでなく、 摩訶不思議で、わかりにくいものです。 それを思うと、昨今の株と円の動きから、 <投資家の心と秋の空>と言いたくなります。 とにかくこちらもよく分かりません。 株の低迷と円高の原因が、 アメリカの債務上限問題であると言われ、 それが期限前に解決し、 さあこれで株価は大幅アップと思いきや大幅ダウンでした。 それは債務上限よりも、 実はアメリカの景気への不安が最大の原因で、 それが払拭されていないからで、 それ以後も株は下がり円高になりました。 その景気の判断の資料となる、 <7月の雇用統計>が、市場予想より良かったので、 アメリカの景気はそれほど悪くないとわかり、 さすがに、これで株価は大幅アップかと思えば、 乱高下したあげくに、ほんの僅かのアップ 本当によく分かりません。 次はEU(イタリア、スペイン)の国債の信用不安、 アメリカ国債の格下げ問題と……。 次から次へと問題が出てきます。 全てのことは、アメリカの景気の動向につながっています。 今の投資家は、恋人の浮気を一度疑ったら、 どんなことがあっても信用しない、嫉妬深い恋人とよく似ています。 浮気(アメリカの景気後退)を疑ったら、 どんな証拠(債務上限の引き上げの解決、雇用統計の改善)を見せても 信じられず、浮気(アメリカの景気は減速している)をしていると、 投資家は疑心暗鬼になっています。 それは、リーマンショックの手痛い経験から出たものでしょう。 <幽霊の正体見たり枯れ尾花>ではないですが、 恐怖に過剰に反応するのはまずいことです。 今こそ、世界各国が協調して、市場を沈静化して欲しいものです。 今投資家にとって、一番欲しいのは、「安全、安心」の保証です。 そして、東北の復興は株価の安定と円の安定にかかっています。 それを考えると、人間の英知でこの難局を乗り切って欲しいと 強く願います。 |