日々の思い
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白川郷 朔太郎 |
4月30日(月)にクラブツーリズムの バスツアーで、白川郷、砺波チューリップフェア 金沢兼六園に行って来ました。 知多半田の駅を朝の6時40分に出発し 帰って来たのは夜の9時でした。 岐阜県、富山県、石川県と 3県を跨いでの旅が日帰りでできるのは 東海北陸道ができたおかげです。 私のお目当ては白川郷の合掌村 昔から行ってみたいと思っていたけど、 なかなかチャンスがなかったので、 これ幸いとこの話に乗りました。 だから、私にとってはチューリップフェアも 兼六園(今度で3度目)もほとんど興味がありません。 雪の白川郷合掌村のポスターが 特に好きでずっと自分の部屋に飾ったありました。 うっとりするような幻想的な風景ですね。 今回は新緑の合掌村でしたが、 こちらとの時間差が幸いし、 桜が綺麗だったのが印象的でした。 飛騨の白川になぜ合掌造りができたのか? 米がとれず、それに変わる産業として火薬とか 蚕を飼うことが必要であった。 それに適した作りの家が合掌造りです。 そして、大家族制度。 これも貧しさ故のことでしょう。 嫁をもらえるのは長男だけで、 それ以外の男は嫁をもらうことができず、 居候のような形で、合掌造りの家に住まなければなりませんでした。 その土地と自然が生活を決め、 その生活が住宅の形を決めていきます。 そんなことを考えながら、合掌造りの家を見たり、 急な階段を上って、2階、3階をのぞくと 奥に深い闇が感じられます。 合掌造りの家は、大屋根の切妻なので、 構造的に妻側にしか窓ができない(2階、3階は)ので、 風を通すために、全ての家が東西に向いていると聞きました。 家々の顔は素朴で、善人です。 そして、凛と背筋を伸ばして立っているような気がしました。 吊り橋を渡って文化財の国の重要文化財の和田家まで歩きましたが、 風もさわやかで、気持ちの良い晴天だったので、 楽しく散策できました。 藁葺き屋根、水車小屋、小川、 まさに日本の原風景を見た気がします。 そこで一句。 皆背筋伸ばし春の合掌家 合掌の屋根は春待つ祈りかな 山笑ふ皆善き顔の合掌家 藁葺きの家に水車や里の春 砺波のチューリップフェア。 これだけの品種と数のチューリップを見たことがなかったので感動しました。 同じ色のチューリップをかためて咲かせているので、 強烈なインパクトがあり圧倒されました。 芋洗い機を私は初めて見ましたが、 里芋をこの中(写真参照)入れて、 からからと回して、皮を剥くのだそうです。 生活の知恵ですね(*^_^*)。 里芋好きな私には気になりました(^_^)v。 そこで一句。 塊りは色の爆弾チューリップ 芋洗ひ春の音させ回りけり 踊り手の笠に一輪チューリップ |