日々の思い

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<h24.10.12>

東北の旅

 10月6〜8日までの2泊3日で
友達数人と東北に行って来ました。

 一日目は中部国際空港から仙台空港へ、
レンタカーで福島県の裏磐梯にある五色沼へ、
その後、宿泊地である映画<フラガール>でおなじみの
<スパリゾートハワイアンズ>へ行き、
食事の後、フラダンスのショーを見ました。

 さすがプロですね、手を抜いていません。
映画とは別の感動を受けました。
でも、あの強烈な腰の振りはどうしたらできるのでしょうか?

 二日目は、仙台出身の方に案内されて、
震災で被害のあった場所、
宮城県の女川町(高台から震災の場所を望む)や
南三陸町(有名な防災対策庁舎で黙祷)を見てきました。
仮設店舗での復興商店街<さんさん商店街>を見学し、
宿泊ホテルへ。

 三日目は松島の瑞巌寺、岩手県の中尊寺の金色堂、
仙台に戻って瑞宝殿、青葉城を見学し、飛行機で常滑まで帰って来ました。

 昼は仙台名物の牛タン定食(1500円)を、
仙台の有名店<利休>で食べましたが、
牛タンの歯ごたえと味、さらにテールスープの旨さと大満足でした。
以前は仙台に行った時は、違う店で食べましたが、
店によってこんなに違うのかと愕然としました。
というわけで、仙台で牛タンを食べるなら<利休>が絶対のお薦めです。

 東北大震災の日から一年半が過ぎました。
あれ程報道されていたのに、最近では福島の原発が
時々報道される程度です。
復興が遅れていると聞いていましたが、
自分の足で震災の地に立ってみると、
そのことがはっきりと実感できました。

 トヨタなどの工場やイオンなどの大型商業施設は、
いち早く復興をしていますが、
個人の住宅の復興はほとんど手つかずの状態でした。

 南三陸町、コンクリートの基礎だけが残された荒れ地が続きます。
基礎は、住宅のあったことを、そして家族の生活があったことを示しています。
その荒涼とした状況は、心を締め付けるものがあります。

 阪神淡路大震災の復興と比較をされますが、
地震と火災だけで、大津波が来なかったことの
違いがあるとしても、
大都市圏(日本の中枢)と東北との差が大きかった気がしてなりません。

 震災で日本人の良さが、海外で評価され絶賛されました。
略奪も混乱もなく、整然と列に並んで救援物資を受け取る姿、
援助に感謝の気持ちと笑顔を忘れないこと。
それは日本人、特に東北人の優しさの表れでした。

 日本人は自分より人のことを考えて行動します。
いわゆる気遣いの心があります。
和を持って尊しとする、譲り合いの精神を持っています。

 また、日本中が震災に遭った人々を自分のことのように
考え、救援の心を持ったことから、
<絆>の大切さを日本人に改めて思い起こさせてくれました。

 今回の東北旅行は、単なる物見遊山の旅ではなく、
震災の地を訪れ、肌でその状況と復興現状を感じることにありました。
また、震災の地に行くことが、現地にお金を落とし、
復興に役立ちます。 
 

 

 

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