日々の思い

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<h25.6.25>

祝 富士山世界遺産登録

 6月15日(日)の父の日に
バスツアー<父の日ミステリー>に行って来ました。

 ミステリーですから、行き先はわかりませんでしたが、
最終的な日程は次のようでした。

 半田→東名道→三保の松原→清水港ミニクルーズ
→焼津(握り寿司の昼食、鮪の解体ショウ)→香勝寺(日本三大
桔梗寺)→袋井観光センター(メロンの試食)→東名道→半田

 昨日のニュースで、富士山が世界遺産に登録されました。
一時は三保の松原は除外されるとの報道でしたが、
日本側のねばり強い説得の結果、三保の松原も含めての登録となりました。めでたしめでたしです(*^_^*)。

****次の文章は、三保の松原が含まれないと思われた
時に書いたものです。率直な感想なのであえてそのままにしました。

 最初に来たのは三保の松原です。
富士山の世界遺産登録で、ここを除いての条件が付けられて
地元では悔しい思いをしているとのテレビ報道があり、
なかなかタイムリーな場所に来ました。

 その理由は富士山からは遠く離れていて
一体感が感じられないとのことでしたが、
今回初めて訪れてみて納得しました。

 松原そのものは年季の入ったすばらしい造形美で堪能できました。
また、晴れた日にはさぞかし美しい富士山が見えることだと思います。
しかし、今回のように時折小雨がぱらつくような曇り空だと
富士山は全く見えません。
富士の見えない三保の松原なんて……。
○○を入れないコーヒーみたい、
なんて古いCMを思い出してしまいました(*^_^*)。

 黒南風の 三保の松原 無念かな
 羽衣の 浜に富士なし 梅雨の空
 
 ツアーバスと提携したお土産店は大繁盛、
でもそうでない店は閑古鳥が鳴いています。
その店には、安倍川餅のサービス(ツアーバスの料金に含まれる)
がついているので、
店には必ず入り餅を食べます。
そして、そのついでに何か買ってしまいます。

 試食がある土産品も売れますね、
特に気の弱い私などは、試食すると買わないと悪いような
気持ちになります(;>_<;)

 梅雨空に 負けじと客を 呼びにけり
 試食する 店の繁盛 梅雨晴れ間

 その後、清水港へ行ってクルーズで約20分
湾内を遊覧しました。ここでの売りも富士山ですが、
あいにくの梅雨空で見えません。

 目をこらす 梅雨のクルーズ 富士の山

 ここは海水浴にもいいのでしょう、波が穏やかで
高校生の海洋体験学習をやっていたり、
高校のヨット部が練習をしていました。

 レガッタの 掛け声短か 夏の海
 ヨット部の 風と戯むる 夏の海
 
 次は焼津に行きました。
焼津は鮪の街、鮪を求めて全国から人が集まります。
昼食はお寿司と蟹でしたが、
バスツアーのお昼としては蟹もまあまあで、
特にお寿司はおいしかったです。
さすがに魚の街ですね。

 場所は石原水産、
まさに、いろいろな魚を売っていましたが、
特にまぐろは質・量ともにすごく
鮪のカマなど、いろいろと仕入れて来ました。

 鮪の解体ショーを見学しました。
ツアー客用に、時間を合わせてやるのでしょう。
食事が終わって、買い物の時間を十分とって、
帰りのバスまでの時間に設定してあります。

 活気ある 夏の焼津に 鮨旨し
 夏鮪 拍手に照れる 匠かな
 包丁の 一手あざやか 夏鮪
 肩越しに 覗く解体 夏鮪
 
 鮪は冬の季語ですから、夏鮪としてみました。
そういえば、年末はバスツアーで
焼津への買い出しのツアーがあります。
質も量も値段もお得なのが、自分の目で確かめることができたので、
このツアーが繁盛する理由がわかりました。

 森の石松の生まれ故郷である、遠州森町に行き、
日本三大桔梗寺の香勝寺に行きました。
まあ、この三大何々は地元の贔屓があるので、
本当かどうかは定かではありませんが、
このお寺には、確かに沢山の桔梗が咲いていました。

 桔梗の花は、ほとんどが紺色(白もありますが)で、
姿形も上品で気品があります。
でも、どこか淋しい所があるように思えるのは
私だけでしょうか?
 
 この寺は桔梗もそうですが、紫陽花も見事で
紫陽花寺と言っても過言ではないと思います。
幸い昨日の夜に雨が十分降ったので、花が勢いを増し
また、大きな花が多く見事でした。

 幸願ひ 叩く鐘の音 花桔梗
 気品ある 中に淋しさ 花桔梗
 昨夜の雨 青の際だつ 四片四ひらかな

 袋井市に移動して、メロンの試食です。
店を入って、メロン会場までの食堂までの長い道に、
ずらっと人が並び、
たった1/8カットのメロンを食べるために
こんなことをするのかと思ったら、
人間の悲しい性を感じました。

 でも、みずみずしくておいしかったので、
すぐその考えは忘れました。
やっぱり、ただほどいいものはありませんね(;>_<;)。

 一切れの メロンに並ぶ 人の性

 ツアーバスが着くと、店に客が溢れ、
レジは戦争状態が始まります。
バスとバスのと間が、従業員のつかの間の休息の時なんでしょう。
今回は2台のバスですから、約100人として、
一人1000円の買い物をしたとしても、10万円です。
こんなバスが何台止まることやら、
それを考えると、ツアーバス様々ですね。
 
 バス着きて レジの戦争 梅雨晴れ間 
 

 

 

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