日々の思い

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<h27.1.24>

大腸内視鏡検査

  大腸内視鏡検査を1月22日(木)に受けました。
それは、昨年の末に、職場の大腸がん検査(検便)で、
便潜血が陽性だったためです。

 昨年の末に市内の病院に行って、
要精密検査の書類を見せながら、検査を依頼した時
先生から、便潜血が陽性だった人の内、
95%が痔で、4%が両性のポリープ、1%が大腸がんだと言われ、
それでも内視鏡の検査をしますか?と言われました。

 40年来、痔と便秘で悩み、大腸に不安があったので、
いつか大腸の内視鏡検査をして、白黒をはっきりしたいと思っていたので、
検査は嫌だけど、良い機会だと思って決意をしました。

 その病院は、依然胃のバリウム検査で要精密検査とでた時に、
胃カメラを飲んだ所です。
胃カメラは腰の手術の時に飲んで、つらい思いをしましたが、
その病院は麻酔をして胃カメラを飲む所で、
何の苦痛もなく、知らぬ間に終わった経験があり、
今回もそこならうまく大腸の内視鏡もやってくれると思い、
その病院に決めました。

 その医院は、検査は何度もするものだから、
痛くてもう二度と嫌だと思わせるのではなく、
できるだけ無痛で検査をするという方針のようです。
そのため、大腸は内視鏡でやって途中で痛くなれば
X線バリウム検査に切り替えるというものでした。

 最初は痔からの出血に決まっていると思っていても、
期日が近くなるにしたがって、もしかしたらという気持ちが
わいてきて、落ち着きませんでした。

 検査の前日は、その病院から指定された
レトルト食品を朝昼晩と取りました。
朝昼がおかゆと副食、
夜はコーンスープ(コーンなし)だけでした。
8時に強烈な下剤を飲んで、お腹の中を空にしました。
 
 当日は8時20分に病院に行き、
後ろがぱっくりと空いたパンツに着替え、
最初にお尻にクリームを塗られました。

 内視鏡が腸の中を入っていくのは独特の違和感があり、
気持ちが悪かったです。
特に曲がった部分を進む時は、
おなかの中をかき回されるような異様な感じと痛みが何度も続き、
我慢ができなかったので、<痛い>と声を出しました。

 その後は、管をお尻に入れて、
X線バリウム検査に変更されました。
胃の検査の時に、バリウムを飲んで、
右を向いたり、上を向いたりするのとよく似た検査です。
こちらは、お腹が気持ち悪いが、無痛でした。

 検査は30分程度で終わり、
1時間くらい後に医者から異常がなかったことを、
内視鏡で取った写真と
X線写真を見ながら説明を受けました。

 ただ、便に出血していた原因は、
大腸憩室だといわれましたが、
特に心配はないとのことで、
一瞬でも大腸ガンかもと思った疑いが晴れて良かったです。

<大腸憩室(けいしつ)症>とは、
 大腸の粘膜層が、
ポケット状に外側へふくらんでしまったもので、
主な原因は、便秘で
男女問わず40歳代から患者が増え、
10人に1人は発症していると言われています。

 しかし、大腸憩室ができただけでは危険性は極めて低く、
無症状であれば治療の必要は無いと考えられています。

<大腸X線バリウム検査>
 大腸X線バリウム検査は、
お尻から硫酸バリウム(造影剤)と空気を注入し、
2m程ある大腸の中の病変を撮影するものです。

 もっとも正確な精密検査は大腸の内視鏡検査ですが
医師の技術が問題となります。
厚生省のガイドラインでは
「内視鏡が最も望ましいが次善の策として、
内視鏡・レントゲン併用もよい。
しかしレントゲン検査のみは好ましくない」となっています。 
 

 

 

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