日々の思い

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大相撲名古屋場所

 7月12日(火)に愛知県体育館で
大相撲名古屋場所の3か目を家内と一緒に見てきました。

 二人とも大相撲の本場所を見たことがないので、
かねてから、一度は見たいねと言っていたことが、
この年(66歳)になってようやく実現しました。

 今は大相撲のチケットをとることはなかなか難しく、
ネットで調べたら、火曜日の3か目のみ
わずかに席が空いていました。
二人用の枡席で一人1万円です。

 場所は正面の反対側の裏正面、
相撲用語では向正面(むこうじょうめん)でした。
行司の背中が見える方向と言ったら
わかってもらえると思います。

 席としてはB席(愛知県体育館の2階席あたり)で
料金としては、真ん中あたりで
あまり期待をしていなかったのですが、
予想に反して、力士がわりとはっきりと見え
(老眼でぼけるので、くっきりとまではいきませんが)
相撲の様子もよくわかり、堪能できました。

 また枡席だから、動けないくらい狭いかと思いましたが、
後ろに背もたれがあり、足がのばせ、横幅もゆったりとしていて、
さらに前に机が置いてあって、荷物を置くことができ重宝しました。

 外人のお客さんが結構いました。
私たちの隣と、その前にはヨーロッパ系の6人組がいて、
整然と相撲を楽しんでいました。
外人の相撲取りが多くなった影響でしょう。

 テレビで見ていると、4分の仕切りが
ものすごく長く感じたのに、
仕切りまでの力士のパフォーマンスが面白くて、
あっという間に過ぎていきました。

 私は栃若時代が一番でしたが、
それでも相撲が好きでテレビはよく見ていましたが、
朝青龍の時くらいからテレビで相撲は見なくなりました。

 久々に見て、決まり手は寄り切りがほとんどで、
投げが少なくなったことを強く感じました。

 大きな力士(外人)が多いので、
捕まえて寄り切るのが一番確実に勝てるからなのでしょう。
興業として相撲を考えると、
投げで勝つことの意義をもう少し考えてもいいのかな?
例えば、投げで勝ったら賞金をだすとか?

 これは、柔道にも似たことがありましたね、
判定ではなく、一本勝ちにこだわる選手がいました。
それと同じように、投げにこだわる力士もほしいものです。
ちなみに初代若乃花の上手出し投げが神業で大好きでした。

 結びの一番で、横綱が負けて
座布団が飛びました。
事前に何度も危ないから座布団は投げないでくださいとの
アナウンスがあったのに、さも当然のごとく座布団の嵐です。
まあ、これも一つの相撲風景と言えばそれまですが、
もし座布団が幼い子の頭とか首にあたって
けがをしたらどうするのでしょうか?
今時、白鵬以外の横綱がまけるのは
座布団を投げるほどではないと思うのですが……。

 この座布団投げを見て
少々しらけた気分に私はなりました。
大きな事故が起こらないといいのですが。

 この相撲観戦で作った句です。

肩落とし帰る花道夏相撲
溢る汗勝って力士はどや顔に
四分に力滾らす夏力士
水蒔かれ結び始まる夏相撲
立会ひに身を乗り出すや夏相撲
弱肉の最たるものや夏相撲
息荒きままに懸賞掴む夏
がっぷりに組めば拍手の夏相撲
四股名呼ぶ声の拙き夏少女
肉弾の組んず解れつ夏相撲
力士ほどルーティンのある夏相撲
顔叩き吾を鼓舞する夏力士
夏行司牛若丸のごとく舞ふ 
 

 

 

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