日々の思い
<h28.7.30> |
台湾旅行 |
昨日の夕方台湾から帰って来ました。 3泊4日、一人5万円のツアーでしたが、 盛りだくさんの日程で十分堪能できました。 一日目 16:50分中部国際空港発で19:00台北着。 バスで150km移動して台中のホテルへ。 二日目 7:30ホテル出発、台中観光(宝覚寺、日月潭)、 台南観光(赤嵌楼)、高雄観光(蓮池潭)をし ホテル20:00着 三日目 7:30ホテル出発、台北観光(故宮博物院、九分)をし、 8時30分園山ホテル着、食事をして一泊 四日目 8:15ホテル出発、免税店に寄って空港へ (台北発11:45、中部国際空港15:40分着) 3泊4日の旅といっても、 2日は移動だけで何も観光をしていないので、 実質2日間だけの観光でしたが、 朝7:30分から夜8:00まで観光地を回るという 過密なスケジュールだったので、充実感はありました。 まあこのくらいが66歳には 適度な日程ではないでしょうか、 後一日多いと、疲れて苦痛になってくる気がします。 さらに、疲れ以上に食事がネックで、 3食とも中華は限界で、日本食が食べたくなります。 特に、刺身とか寿司とか、漬け物とかが……。 だから、私はここら当たりが適度かな?と思いました。 旅行に行けば、必ず俳句を作る。 それがこの頃の習慣になっていたので、 今回も行く前は結構気合いが入っていました。 でも俳句になる素材がほとんどないし、 さらに猛烈な暑さのため思考停止に陥り、 これはとても無理だとあきらめました。 なにせ朝から夜まで外に出ると、 37〜38度の気温で湿気もあって とても、俳句を考える気分、状況ではありません。 台湾旅行での話は追々書いて行きますが、 この旅行でびっくりしたのは、 テロ対策のための空港検査の厳重化と、 それとは逆な、荷物チェックの簡素化です。 今は知りませんが、以前国内線では 出発地で荷物を預け、現地に着くと、 ターンテーブルで預けた荷物を 各自で取った後、出口で自分の荷物に 間違いがないかどうか、荷札でチェックしていました。 今回も当然このチェックがあると思っていましたが、 ありませんでした。 ということは、人の荷物を持って行ってしまう人があっても チェックできないわけで、 台湾はものすごくルーズな国だとの印象を持ちました。 でも、帰って来てからネットで調べると、 これはどこの国際空港でもそうみたいです。 (中部国際空港もチェックはありませんでした) それは、荷物の中には貴重品は入れないが常識で、 入っているのは、衣服やおみやげや洗濯物で、 それをわざわざ持って行く人はいないからだそうです。 言われてみればそうかもしれませんが、 ひょっとして、自分の荷物をだれかが間違って 持って行ってしまったとしたら、 大変な迷惑なわけで、旅行の気分にはなれません。 (私は無呼吸の器械を入れている) 心配症な私は、次に外国へ行く時は ターンテーブルの一番先頭に立って、 自分の荷物を確実に取ることを心がけると思います。 今回の台湾旅行で特に印象に残った観光地は @日月潭(にちげつたん)と文武廟・玄奘寺 A蓮池潭(れんちたん)の慈済宮及び龍虎塔 B古宮博物院C九份(きゅうふん)の四つです。 台湾の三大宗教は、道教、儒教、仏教だそうです。 高速道路の車窓から中国風の極彩色の寺院が いくつも見えましたが、それは道教の寺院です。 寺院や霊廟は日本と違って入場料を取りません。 ガイドさんによると、すべて寄付でまかなっていて、 お金が余れば、貧しい人に施しをしているそうです。 国によって宗教に対する考え方が違うことを実感しました。 @日月潭の、潭(たん)とは湖のことです。 この日月潭は台中にある台湾有数の景勝地で、 文武廟には、孔子と関羽が祀られています。 また玄奘寺は西遊記で有名な三蔵法師が祀られていて、 これらは中国風の霊廟・寺院建築で多彩な色を使った華やかさと 精細な彫り物、複雑な斗栱が特徴です。 A蓮池潭は、大きな蓮の湖に いくつもの華麗な塔が立っている景勝地です。 写真の竜虎塔には、竜の口から入り 塔の4階まで登り、隣の塔に移って虎の口から出てきました。 寺院の前に地元の果物を売っていたので、 マンゴーを買い、ホテルで食べました。 大きなマンゴーで170元(約600円)でした。 B故宮博物院は、蒋介石の国民党が、 台湾に逃げて来た時に、大陸から選りすぐりの宝を 持ってきたものが展示されています。そのため中共(大陸)からは、 今でも返還を求められています。 入場制限をしているので、 予約をしていかないと無理です。 今回は平日の午後なので3000人でしたが、 それでもこの混雑です。 それが土日の時は6000人になるとか、 その混雑は想像を絶します。 ここで1時間半の自由時間がありましたが、 その内1時間はガイドについて 有名な展示品の説明を聞きながら回りました。 それも展示品のほんの一部で、 残りの30分ではほとんど何も見られません。 私は壷とか、皿とか、宝石とかはあまり興味がないので、 すべて自由時間にして欲しかったです。 でも、ガイドについて行かないと迷子になってしまうので、 仕方なしについて行きました。 漢字の成り立ちとか歴史の展示を見たい、 著名な書家(王羲之等)の字も見たいと思いましたが、 とても時間がなく諦めました。 C九份は、金山の街として栄えましたが、 金山が閉鎖されて衰退しました。 その後台湾映画のロケ地を売りにして 町起こしに成功し、さらに最近では、 「千と千尋の神隠し」のモデルになった のでは?との評判になり、 ものすごい観光客でごったがえしています。 100mほどの急な石の階段がメインですが、 そこには人が立ち止まり、写真を撮ったり、 雰囲気を楽しんでいるために、大渋滞になっています。 ライトアップされて赤い提灯が灯る景観と雰囲気は 確かに良いと思います。 でも、私には、それだけでこんなに人が 集まって来ることが不思議でなりません。 帰りは集合時間に間に合うように、 必死で階段を降りてきました。 |