2004/10/12 (火)
            自分と世界を別けているのはこの皮膚一枚きりだ。

逃げ場がないっていうのは、居場所がないのと同じくらい辛いことです。

鬱々です。

終わり。



というわけにもいかないので泣きながら書きます。
朝。今日始まってるよ・・・と起床。知らないうちに夜が終わって朝がきて、昨日と今日の境目なんてほんとはありゃしないのに今日を生きて、人はそれが怖くないんでしょうか。
パジャマのまま靴下だけ履いて一階へ。
まだ小さいJOJOのためにドックフードをお湯でふやかす準備をします。って単にポットからお湯入れるだけですけど。10分したらかき混ぜてぐちゃぐちゃにします。このときのドックフードの匂いがたまらなく臭いです。うえぇッ。
ふやけるまでは自分の朝ご飯・・・食べる気がしなーいなーぁ。いつもの半分も食べずにごちそうさまです。
JOJOにご飯をあげてうえぇッ薬をやって(痔です。犬のくせに)制服に着替えたときには8時でした。学校7時45分からです。3年生は朝自習とかいうやつで早く行かねばならんのです。もちろんそんなもんは無視。悠々と家をでます。雨が降っていました。

学校の門の前に長い坂があります。しかも急な。少し上るだけで息があがります。ぜぇはぁ。全て上り切るのに5分かからないその坂を、私はいつも10分以上かけて上ります。ぜぇはぁ。
しかし今日は1時間かかりました。
突然坂が長くなったとか学校が移動したとかじゃありません。私の現実逃避がそうさせたのです。そう、今日は、
テ・ス・ト☆
の日ではありませんか。
途中で立ち止まっては振り返り、それから学校を見やり。それを何十回も繰り返してあと少しで門、ってところで石になりました。
震えながらカミソリを握りしめます。深呼吸。すぅはぁ。落ち着け。すぅはぁ。
無理やん。
呼吸はあがり、手足が震えます。ぐらぐら。憎き坂がうねってる、と思ったら自分が揺れているだけでした。

雨が降っていました。

どうしようどうしようどうしよう。どうしようってときには大概どうかしなきゃいけないときだなんて誰かが言ってたけどそんなの知るか。どうしようどうしようどうしよう。振り返り、それから学校を見やり。家には、帰れません。学校に行ったら問答無用でテスト。来たからには受けろ!と怒鳴られたことがあるのでそれは確実です。
逃げ場など私にはないのです。

雨が降っていました。

俯いた自分の前髪から雫が次々におちていくのを、血のようだと思いました。集まって、玉になって、それから重力に従って流れていく。血のようだと思いました。
目の前の巨大な箱から生徒たちの声が聞こえだしたのに、休憩時間だと分かりました。休憩時間終了のチャイムがなりまた静かになってから、ふらりと、本当にふらりと歩き出しました。
そして私は保健室に行きました。

テストは受けず、一日保健室にいました。1校時目は終わっていたので、2,3校時とベットで休み、と、そこで来た思いも寄らぬ来客によって、なんとか気分が落ち着きました。
来客とは、M君のことです。
M君は不思議系の男の子で、なにかと私を気にかけて・・・というよりかまってくれます。私は友達として、彼には特別な好意をもっています。傍にいると安心するのです。恋愛感情でないことは確かですが。
変で面白い人です。歯磨き粉なにつかってるの?とか、体洗うときどこから?とか、今度海行こうよ。とか、俺料理作れるよ。なにがいい?とか質問が好きみたいです。そのたびに「プライム」とか「足」とか「もう冬だよ」とか「おにぎり」とか答えていると、気分が落ち着いてくるのです。
私も彼も、互いに恋愛感情はもっていません。ただ、M君はクラスから、私は、・・・なんだろう、とにかくなにかから・・・拒絶された仲間として、本当の孤独を知る仲間として、細胞のいっちばん大切なところで、繋がっているのです。
彼が、唯一にして最大の、私の逃げ場なのかもしれません。
そして素晴らしいことに、彼はそんなことには気づかず、ただそこにいる存在としてだけで私を温めてくれるのですから、こんなに嬉しいことはありません。
彼がいてよかったと思います。

帰りは傘を差して帰りました。
傘嫌いです。だって煩いんだもの。プチプチだかバタバタだかザーザーだか知らないけど、耳元で傘がうける雨音を聞くのが嫌いなんです。
でも濡れないというのは魅力的です。自分を守るというのは大切なことです。
私にだって自己防衛本能や愛護精神はあるのです。
というわけで傘を差して帰りました。
・・・煩い。自分を守るって大変です。

・・・はぁ。一気に書いたので疲れました。読み返してみると暗いですね、今日の日記。まぁ、こんな日もありです。なにしろ病んでますから。
普通の人間からいろんなものを取り去ったその残りでできている私は、きっと人には理解されないでしょう。
それでもいいのです。
こんな日記でもここまで読んでくれるような、あなたみたいな人が、私やM君みたいな人が他にもたくさんいることを、私は知ってますから。