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地球温暖化

このままでは、地球が危ない!

近年、先進国を中心とした二酸化炭素の大量放出により、地球温暖化が深刻な問題になっています。このまま気温が上昇し続ければ、地球環境が大変な危機に直面することになります。その為、1997年12月に、京都で地球温暖化防止京都会議が開催されました。日本が議長国となり、二酸化炭素等の温室効果ガスを対象として、2008年〜2012年に先進国全体で1990年比5%以上の削減(日本6%、米国7%、EU8%削減)を目標とする等を定めた京都議定書が採択されました。温暖化ガスとは二酸化炭素、メタン、フロン、亜鉛化窒素などです。氷河期には二酸化炭素は200ppmでした。過去1万年前から温暖期に入り、280ppmで安定していました。それが現在は360ppmもあるのです。本来なら、これから地球は氷河期に入るはずが、温度が急激に上昇していくのです。最後の氷河期、約1万年前までの平均気温は今よりマイナス5℃でした。その後1000年かけて現在の温度まで上昇しました。日本の二酸化炭素排出量は世界第4位で、アフリカ大陸全体より多いと言われます。京都会議の議長国にもかかわらず、二酸化炭素の排出量を増やしています。ヨーロッパでは大幅な二酸化炭素削減に成功しています。イギリスでは気候変動協定で合意された最低限の二酸化炭素排出削減目標値を2倍以上も上回る1440万トンもの削減に成功しています。フランスでは排気ガス基準「Euro5」に関する協議に基づき、自動車排気ガス規制を強化しています。ドイツはクライルスハイムで、国内最大の低温太陽熱供給プロジェクトを実施すると発表しました。また、スイスの一部地域では、車は電気自動車しか走れません。ヨーロッパ各国は二酸化酸素削減の為に真剣に取り組んでいます。世界で一番二酸化炭素排出量が多いのはアメリカで、全世界の22.4パーセントの二酸化炭素を排出しています。では、地球温暖化で具体的にどのような影響がでるのでしょうか。100年以内に地球の平均温度は約3℃上昇して 、森林が死滅し多くの生物種が絶滅します。永久凍土の融解によりメタンガスが大量放出し、世界的な食糧危機が訪れ、海面の上昇により40ヶ国の国土の大半が水没するため、環境難民は数億人に達し、異常気象などによる砂漠化と洪水が深刻になり、感染症が増加します。台風の巨大化によって被害は増加し、南極は今後100年で10℃上昇し、南極の氷が解けると海面は70メートル上昇します。 もし、地球上の森林が死滅したら、大気中の酸素がほとんどなくなり、生物は生きられなくなります。青く輝く、生命にあふれる緑豊かな美しい星、それが地球です。まわりを見て、そのような星が他にあるでしょうか。この広い宇宙で、生命がある星など地球以外どこにもありません。通常では星には生命は生存できません。つまり、地球に生命が存在している事は、広い大宇宙の中でも奇跡と言えるのです。私たちは地球上の自然を大切にして、次の世代に渡していく責任と義務があります。決して今の世代だけで、地球を生命の生存できない星にしてはいけません。かけがえのない自然環境を未来の子供たちに残していかなくてはならないのです。そのためにも、今私たちに何が出来るのか、二酸化炭素を大量に排出してかけがえのない自然環境を破壊している無責任な国がどこなのか、日本の将来のためにも、よく考えた方が良いのではないでしょうか。


地球温暖化による影響
食料不足 自給率30%の日本は大変なことになる。
異常気象による水不足や水害 現在雨の多いところはさらに多く、少ないところはさらに少なくなり、水害や渇水が発生。
伝染病や死亡率の増加 熱射病の急増、マラリヤなど流行の可能性。
絶滅する種の増加 生態系が適応していける気温変化は10年間で0.1℃(百年で1℃)が限界。日本のブナ林の4割は消失。
海面上昇による水没 温暖化による海面膨張で50cm〜1mの海面上昇。地球上の氷がすべてとければ6m上昇。1m上昇すると日本の砂浜の90%が消失。南極の氷が解けると海面は70メートル上昇。
公害の加速 気温上昇が化学反応を加速。光化学スモッグが北関東中心に拡大。水質悪化。地盤沈下。
温暖化ガスの発生源
発電所など 6.80%
工場  40.30%
家庭  13.10%
事業所  11.80%
自動車・船・飛行機  20.40%
ほか  1.10%
石灰石消費  5.00%