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スクリプト [ リファレンス STEP.5 条件分岐を使ってみる ]

はじめに

条件分岐を使って、別々の命令を使い分けてみましょう。
「条件分岐」とは、変数に格納してある中身を調べて、その結果により異なる命令を実行する事をいいます。

このステップで実践する内容は、以下のとおりです。
■ [A]キーが押されたら、車両のヘッドライトの状態を調べて、点灯と消灯を切り替える

なお、ステップを実践するには、以下の部品が必要です。
■ レール
■ 編成
 

車両のスクリプトエディターを開く

まず、レールと編成を左図のように配置してください。
次に、編成を右ドラッグして、
ポップアップメニューの[編成エディター...]を選択してください。
左図のように、ヘッドライトを搭載している車両を右ドラッグして、
ポップアップメニューの[スクリプト編集]を選択してください。

これで、車両のスクリプトエディターが開きます。
 

スクリプトを記述する

それでは、実際にスクリプトを書いてみましょう。
今回は、ヘッドライトの状態を変数に取得して、
条件分岐から命令を使い分けるスクリプトを書いてみます。

左図のように、スクリプトを入力してください。

5行目…Var STATUS
ここで、変数に"STATUS"という名前を付けて用意しています。

6行目…GetHeadlight STATUS
ここで、変数"STATUS"にヘッドライトの状態を取得しています。

7行目…ifzero STATUS
ここで、条件分岐を行なっています。
今回の"ifzero"という命令では、
変数"STATUS"の中身が"0"かどうかを調べています。

8行目…SetHeadlight 1
ここには、変数の中身が"0"の時に実行する命令を書きます。
今回は、ヘッドライトを点灯させるスクリプトを書いています。

9行目…else
ここで、条件分岐の区切りを指定しています。

10行目…SetHeadlight 0
ここには、変数の中身が"0"以外の時に実行する命令を書きます。
今回は、ヘッドライトを消灯させるスクリプトを書いています。

11行目…endif
ここで、条件分岐の終了を指定しています。

スクリプトを入力したら、メニューの[ファイル(F)]にある
[確定して終了(X)]を左クリックしてください。

これで、記述したスクリプトが確定されます。
ウィンドウにある[OK]を左クリックしてください。
 

ビュワーで確認する

では、実際にビュワーを起動して、
入力したスクリプトが実行されるか確認してください。

今回の場合だと、
ビュワー起動後は、車両のヘッドライトは消灯したままです。

そこで、キーボードの[A]を押すたびに、
車両のヘッドライトは点灯と消灯を切り替えます。