2月23日

 帰宅すると、通販で予約していた幻想水滸伝5がポストからはみだしていた

 盗ろうと思えば簡単に盗れる状態だ。
 仕方ないとは思うが、文句のひとつも言いたくなった。

 そういうわけで幻想水滸伝5を入手した。

 本編は後の楽しみにとっておき、まずは幻想水滸史伝という今までの幻想水滸伝を振り返る特典DVDを見た。

 このDVDでの収穫は各編のCMだろうか。
 今後1番お目にかかる可能性が低いし。

 5の特典映像は本編終了後の楽しみとしてとっておく。

 幻想水滸伝3のプロモーションビデオを見ながら、ワシはある事を考えていた。

 「信じる道ならば進むのでしょう。それは、人の性なのですから」
のような、その作品を代表するキャッチコピーが1と2にもあった。

 では、4は何なのだろう?

 「腕が痛くて動かなかったんです」
しか思い出せない。

 幻水4プレイから時間が経過し、再プレイもしていない現状。
 ワシの中で幻水4=スノウ=腕になってしまっている。

 おそらくインターネットで色々な情報を見てしまったせいだろう。

 本編プレイ時は腕が痛いと言いながら、ボートを漕ぐスノウお坊っちゃんに何の違和感も感じなかったワシですらそうなっている。

 今から幻水5をやるのに、4に(しかもヘタレに)思いを馳せても仕方がないので、とっとと本編をプレイする事にした。

 主人公の名前は知り合いの名前もじったぞシリーズで「ミリ」にしようと思っていた。
 しかし、名前登録画面で入力できる文字数が多い事がわかり、もう少し字数を増やそうかなと思い「ミリツ」にした。

 あまり文字数増えてない。
 しかもな名前だ。


 「ミリ」という名前だったら、あんまり大きな事はできそうにないじゃないかと無理やり自分を納得させた。

 イラストでは中性的な主人公に野太い声のAは選択したくなかったので、少年風な声Bを選択した。

 そして、コンバートはできないらしい。
 ええ、幻水1より前の話だというから覚悟はしていましたさ。



 こうして、ゲームがスタートした。

 船だ。
 船から物語が始まった。

 船は幻水4でお腹いっぱいなのだが。

 その船の中にいる4人。
 女王騎士のゲオルグ、主人公の叔母サイアリーズ、主人公護衛のリオン、そして主人公の王子。

 叔母様の強調された胸元から目が離せない。

 後に王宮内に叔母様に対して同じような印象を持った兵士がいた。
 あれは
 「友よ!」
と思った。

 主人公を守ると豪語するリオンとグレミオがダブる。
 あまり僕にかまわないでくれと言いたくなってきた。

 幻水シリーズは魂喰を宿していなくても、主人公に近しい人が死ぬ確率が高いのだからあまり優しくしないでほしい。

 船が対岸に着く直前に王子には王位継承権がないという話になった。
 その時、王子は切なげな顔をした。

 何だ、今の顔?

 もしかして、実は王様になりたい?
 野心家かあんた?

 王子に対して微妙に黒いイメージがついた。

 豪快そうな主人公の父ちゃんに会った後、今度はこの国の女王様でもある母ちゃんに会った。

 綺麗だ。
 叔母様も魅力的だったが、母上(名称変更)は叔母様に負けていない。

 ここは何という素晴らしい王家なんだ。
(後に兵士がここの王族は美形ぞろいだと言っていた)

 自分を裏切った代償に、太陽の紋章を使って生活できる機能を殺した町。
 そこに女王は自分の息子(つまり主人公)を視察に行かせた。

 その理由がわからない。
 何かの警告だろうかと疑ってしまうよ。

 視察先で女王に対しての文句をぶつけられる王子。

 王子がいると、その動揺で病状が悪化するから入るなと言われた病院に何度も足を踏み入れる王子

 カラスが集まっている場所に全速力で駆け込み、カラスを散らす王子

何をされているのですか?

 何かアイテムが持って帰れるかもという理由で今は無人の領主宅に侵入する王子

 強調文字の人物が森に言ったまま帰ってこないという話を聞き、こんなしょっぱなから108星が集まらない事になっては困ると人助け以外の理由で子供を助けに行く王子

 以上ワシの心理と操作ですが、これをこのまま主人公の行動としてしまうと物語の冒頭ですでに性格まっ黒だ。

 そういう邪な動機だったので、助けた子供から無茶苦茶女王に対する文句を言われたが、何も言い返せないなと思った。

 以上の生活環境劣悪であるという報告を聞いて、女王は大喜び。

 壊れてますな。

 紋章の力に負け気味な気がする。

 真の紋章を宿した人間が支配者になると、こうなる恐れがあるという訳か。

 でも、その壊れ気味な所も含めて女王様、魅力的だ。

 この女王様に怒られるのなら、ある意味本望かも。

 主人公の妹に会う所までプレイするつもりだったが、王子を待ちきれずどこかに行ってしまったらしいので、取りあえず今日はここで終了。

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