2月24日
妹が見つからないので探しまわっていると、王子殿下(現状ではよくこう呼ばれる)の陰口をたたく貴族を発見した。
陰口の内容を要約すると、この国では男の王族は何の権力も持てず、他の国に婿に行くしか能が無いので飼い殺しにすれば良いという話だった。
この話を聞いて、ワシは確信した。
こりゃ、性格ひねくれるわ。

小さい頃からこういう話を耳にすれば、まっすぐな人間に育つとは思えない。
最初に感じた王子殿下の黒い印象はまんざら嘘でもないかもしれない。
妹が見つからないので、女王騎士と話し込んだ。
1人だけ高飛車で嫌だなと思う女の女王騎士がいたが、そいつ以外はとても良い人達だ。
後に認識を改めるが。(もう1人嫌な奴がいた)
でも、いつか誰かに裏切られそうで怖い。
それが幻水だしね。
全員と話し終えた後、妹が自ら王子殿下の下にやってきた。
護衛の人が不思議な雰囲気を持っている。
妹は「〜じゃ」口調であり、兄は銀髪であるため、幻水2と外伝に出たシエラオババさんはここの出身じゃないかという考えが浮かんできた。
しかし、そんな事を考えていても、それに対する答えは今後出る事はないだろう。
その後、この国の情勢を聞いた。
バロウズ家とゴドウィン家という貴族の2大勢力が権力を競い合っているそうだ。
バロウズ・・・。
でっかいはさみを持った人に追いかけられるゲームで聞いた覚えがある。
クロックタワー2の事である。
ウム、良い印象がない。
しかし、バロウズ家は穏健派。
ゴドウィン家が強硬派。
そうなると、無闇な暴力を嫌う(単にへたれともいう)ワシはバロウズ家を応援するしかない。
その権力争いに巻き込まれる形で、王子殿下の妹は伝統の儀式で早くも結婚相手を決める事になった。
伝統の大会にて戦いに勝利した者が王妃の婚約者になれる。(代理人OK)
上記の2大勢力も参加するらしい。
プレイ中にバロウズ家の面々を見かけたが、応援しづらいキャラだった。
もみ手で指紋がなくなっていそうな親父に、強力とまではいかないが準ナルシーな息子。
どっちの勢力も応援したくないよ。
この2つの派閥以外にも、昔はもう1つ勢力があったという。
それが王子が先日視察に行った枯れた町の領主だったらしい。
2大勢力の中間に位置し、歯止めになっていたそうだ。
それは素晴らしい人だなと素直に思える。
女王が信頼していたのも、裏切られて怒ったのもわかる気がした。
以降、3時間ほどプレイしたが話が進まない。
綺麗な紋章士さんを見に行こうかと言われて即座にウンと答え、護衛に呆れられたりもした。
しかし、話が急転しそうな気配が全く無い。
理由はわかっている。
街が広すぎるんだ。
新たな街に到着すると、端から端まで調べつくし、全ての人に話しかけないと気がすまないワシ。
街が広いという事はある意味拷問になる。
今日のプレイ時間はほぼ散策に費やした。
それでも、どうにか妹の婚約者を決定する儀式を開催する街に行く所までは話を進めた。
そこでまた街が広い。
またうろつかなくてはいけないじゃないか・・・。
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