探訪(2)

 白川郷では自分(インスタントカメラ)も友人(デジタルカメラ)も風景の撮影をしていた。
 後日、友人が撮った分はデータ化した物を頂いている。

 まぁ、文句を言ってはこないと思うが、友人撮影分を使うと権利云々を考えると面倒っぽい。
 よって、自分が撮影した写真のみを以下で使用する。


 2009年10月11日、日帰りツアーに参加。

 自分の住んでいる場所から白川郷は近い場所にあるわけではない。

 後で添乗員から聞いた話だと、私が参加したのは
「宿泊できないけれど白川郷には行ってみたい」
という人のための結構無茶をするツアーだったらしい。

 その結果、行きと帰りで合計10時間はバスに乗っていた。
 しかも10月連休の日曜のため、渋滞していた。

白川郷渋滞情報


 そのため、途中で高速を降りて一般国道から白川郷へ向かう事となった。

 この時点で白川郷ICを通らない事が確定。
 しかも、添乗員の話では白川郷に滞在できる時間は1時間半らしい。

 この情報より「前原屋敷」に向かう事を断念。

 無理だ。
 絶対無理だ。

 「前原屋敷」に行って戻って、それで白川郷滞在が終わってしまうかもしれないじゃないか…。


 提供された昼飯をバスの中で食い、白川郷に到着したらすぐ観光に向かう。

 まず、であい橋とかいう橋を渡る。
 人が多すぎる。

通行人無しの写真撮れず


 橋の下にあるのが「崇殺し」編で圭一が落ちた川原なのだろうかと思いつつ渡る。

 展望台は往復1時間はロスするらしいと聞いたので、この時点では赴くのを諦めた。
 (後で友人に言われたが、これは年配の方向けの推定時間ではないかという事だ)

 近くにある白川八幡神社に向かう。
 そして興奮する。

 友人にドン引きされたが、この興奮は止めようがない。
 ゲームで見た、あの神社が目の前にあるのに冷静でいられるかっての。

 ちなみに、ひぐらしの古手神社のように長い階段はなく、すぐに境内が確認できた。
 境内の写真を撮る事は罰当たりではないだろうか、とビクビクしながら撮影。

白川八幡神社


 奉納されている絵馬も、やはりすごい事になっていた。

 願い事が書かれていない。

「雛見沢にきたぜ、ひゃっほー!」
というような事が書かれている絵馬が多く、普通の絵馬が浮いていた。

…願い事は?


 絵馬を眺めた後、神社に来たんだから賽銭を入れておこうと10円を投じた。
 すると、普通賽銭はご縁がありますようにの5円だろ、と友人に言われた。

 ふむ、そういえばそうだ。
 何故ワシは10円を入れたのだろうと悩み、ああ「祭囃し」編の羽入と鷹野の対峙のせいか、と気付く。

 無意識のうちに"ひぐらし"に倣う10円を投じるとは重症のワシであった。


 次に神社の横にあったどぶろくの館に向かった。

 中には蛇のぬけがらが展示されており、友人がギャーと叫ぶ。

 退館前にどぶろくを頂いた。
 このどぶろくは神様に奉納する酒であり、我々はその余りを頂いているそうだ。
 ありがたく頂きました。


 次の目的地は「園崎家」のモデルである和田家。

 道中、和田家以外にも入室できる合掌造りの家はあったが、
「そこは(ひぐらしで)見覚えがないから、いいや」
と拒否すると、
「どんな理由だよ」
とツッコマれた。

 確かに。

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