映画版1(1)

 「ひぐらしのなく頃に」が公開された。

 若干マイナーであるため、近所の映画館では上映されていなかった。
 そのため、遠出する羽目になった。

 ま、予想はしていたが、近所の映画館よりもカップルが多い。
 というか、普通に歩いているだけでも男女2人組の比率が高い。

 街の中心恐るべし。



 ぶっちゃけると、羨ましい訳ではないんだけどね。

 どちらかというと、ええ年になった今でもさほど興味を持たない自分に対して、
「人間としてどうなんだ、お前」
と自分で人間失格の烙印を押してしまいそうになるので、できるだけカップルは見たくないだけなんだけどね。

 …映画の感想を書き出すと、冒頭がカップル話になる事が多い気がするな。



 カップル話はさておき、「ひぐらしのなく頃に」の映画を観賞した感想をそろそろ書こう。

 今回、ワシは「これはないわー」と嘆きながら帰るのを覚悟して観に行っていた。
 だからかもしれないが、実際はそこまで無かった。
 しかし、「可もなく不可もなく」という感じではあった。

 内容は「鬼隠し」編をメインに、部分部分「綿流し」編の内容を混ぜた感じだった。

 そして、実写版のため仕方がない事かもしれないが、

 圭一からは「K」成分が消え、
 魅音からは「おじさん」成分が消え、
 レナからは「はぅー☆」成分が消え、
 沙都子からは「をほほ」成分が消え、
 梨花からは「にぱー☆」成分が消えていた。

 部活も全て省略されていた。

 つまり、毒気がかなり抜けているのだ。

 そのため、全員そこら辺に普通にいる人のように見える。
 原作ファンからすると寂しい。



 また、女性陣の容貌を原作に似せる気が全くないな、とも思ってしまった。

 制服がまず全く違う。
 髪型も魅音以外は全く異なる。

 制服はまだしも、髪の長さぐらいは原作に近づけて欲しかったと思う。
 おかげで女性陣4人が勢ぞろいしても、誰が誰だかさっぱりわからなかった。

 後、設定の問題だが「詩音」の扱いはどうなっているのかが全く謎だ。
 無かった事になっているのか、設定上存在はするのかがわからない。

 後編に「綿流し」編の状況に似たシーンが登場するのだが、詩音の存在の有無で意味が変わってしまう。



 後、すぐ後ろの席に座っていたおっさんだか青年だかわからないが、途中からお眠りになられていた。
 そして、今(2008年05月現在)巷で流行のエ●・はるみのようにグーグーうるさかった。

睡眠グー


 4分の1ほど●ド・はるみと共にする映画鑑賞を強いられた。

 本来ならばマナー違反ではあるが、最悪眠る事自体は構わない。
 だが、騒音を撒き散らす睡眠法は避けて欲しかったな。
 (当然本人は自覚ないだろうが)

 おぉ、「可もなく不可もなく」と書きつつ、結構文句が多いな。
 (いびきは映画内容と全く関係ないが)

 大域の感想はこれぐらいにして、次から本編の流れと感想を書こう。

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