「ひぐらしのなく頃に」が公開された。
若干マイナーであるため、近所の映画館では上映されていなかった。
そのため、遠出する羽目になった。
ま、予想はしていたが、近所の映画館よりもカップルが多い。
というか、普通に歩いているだけでも男女2人組の比率が高い。
街の中心恐るべし。
ぶっちゃけると、羨ましい訳ではないんだけどね。
どちらかというと、ええ年になった今でもさほど興味を持たない自分に対して、
「人間としてどうなんだ、お前」
と自分で人間失格の烙印を押してしまいそうになるので、できるだけカップルは見たくないだけなんだけどね。
…映画の感想を書き出すと、冒頭がカップル話になる事が多い気がするな。
カップル話はさておき、「ひぐらしのなく頃に」の映画を観賞した感想をそろそろ書こう。
今回、ワシは「これはないわー」と嘆きながら帰るのを覚悟して観に行っていた。
だからかもしれないが、実際はそこまで無かった。
しかし、「可もなく不可もなく」という感じではあった。
内容は「鬼隠し」編をメインに、部分部分「綿流し」編の内容を混ぜた感じだった。
そして、実写版のため仕方がない事かもしれないが、
圭一からは「K」成分が消え、
魅音からは「おじさん」成分が消え、
レナからは「はぅー☆」成分が消え、
沙都子からは「をほほ」成分が消え、
梨花からは「にぱー☆」成分が消えていた。
部活も全て省略されていた。
つまり、毒気がかなり抜けているのだ。
そのため、全員そこら辺に普通にいる人のように見える。
原作ファンからすると寂しい。
また、女性陣の容貌を原作に似せる気が全くないな、とも思ってしまった。
制服がまず全く違う。
髪型も魅音以外は全く異なる。
制服はまだしも、髪の長さぐらいは原作に近づけて欲しかったと思う。
おかげで女性陣4人が勢ぞろいしても、誰が誰だかさっぱりわからなかった。
後、設定の問題だが「詩音」の扱いはどうなっているのかが全く謎だ。
無かった事になっているのか、設定上存在はするのかがわからない。
後編に「綿流し」編の状況に似たシーンが登場するのだが、詩音の存在の有無で意味が変わってしまう。
後、すぐ後ろの席に座っていたおっさんだか青年だかわからないが、途中からお眠りになられていた。
そして、今(2008年05月現在)巷で流行のエ●・はるみのようにグーグーうるさかった。