まず、誰かが何かを殴っている音から映画は始まった。
これは原作というよりも、アニメ版の冒頭に近いかもしれない。
その次に雛見沢行きのバスに乗った圭一と圭一母のシーンに移った。
「ちょーうぜー」等と言い出しそうな雰囲気の圭一だ。
しかし、最後まで「ちょーうぜー」とは言い出さなかった。
良かった。
そして、ここでオープニング。
うむ、今までのひぐらしのテーマソングでは好きな部類に入る。
(ちなみに他で好きなのはPS2版、罪滅し編のエンディング)
次に、原作ではあまり触れられていない転入初日の圭一の話が挿入された。
はっきり言うと、圭一の態度が非常に悪い。
ワシならば、こんな奴と仲良くするかと思ってしまう程、悪い。
今後ともよろしく、と握手を求めてきた手を奴は無視していた。
(後にトミーとの出会い頭に握手を求められたが、その時も無視していた)
後、歓迎の挨拶として用意されていた黒板消しのトラップをくらったのが圭一ではなく、知恵先生だった。
被害を被った先生が誰ですか、と問い詰めても、
「知りませーん」
としらばっくれる年少組が異様に性悪に見え、知恵先生が舐められているように見えた。
しかも知恵先生、トラップのせいで被ったチョークの粉を一切払わずに話を続けていた。
そのため、「払えよ」と本筋とは一切関係のないツッコミがワシの脳内を駆け巡っていた。
そこから突然1ヵ月後に話が飛ぶ。
この間に何が起こったのかはさっぱりわからないが、圭一は魅音達と仲良くなっていた。
原作と同じように、村の案内をしてもらう圭一。
その途中で、それとなく祭具殿の禁忌に触れて後の展開に備えていた。
この仲良し5人組の光景を最後まで眺めて思うのだが、映画版は原作よりもスキンシップが多い。
というか、圭一が仲間(特にレナと魅音)にべたべたと触れている。
普通、この年頃の人は過剰なスキンシップは嫌がらないか?
中学の修学旅行の時にバス内で大騒ぎしていた同級生が
「どれぐらいの大きさかなー?」
等と言いつつ、横に座る女生徒の乳もむのを見て、ギョッとした思い出はワシにもある。
(ワシはすぐ手前の席だったため、騒がしいなと思いつつ振り返った瞬間だった)