目明し編・読後2

 後は怪死事件関連の推測。

 詩音が疑っていた陰の部分を取り仕切るXという誰か。
 その誰かが本当にいるとすれば、それは入江ではないだろうかと思ってしまった。

 そう考えないと、「目明し」編終了後の最後のTIPSの意味がわからない。

 園崎茜と園崎お魎のチャンバラの話。
 あれは外面的に仲が悪そうな相手でも、実はそうでもないという事がいいたいのかもしれない。
 それならば、お魎と入江はそれに相当しそうだ。

 外面的には仲が良いように見えるが、内面では嫌いあっている、と見せかけて実は…。
 という事は無いだろうか?

 でも、「目明し」編で園崎家犯人の確率は激減したしなー。
 別にXがいたとしても、何の意味もないのか。

 そう考えると、その他に外面的には嫌いあっていそうな関係は……。

 うーむ、誰かと関連付けようとしたら、大体大石が出てきてしまう。

 これで大石が犯人だったらどうしましょうかね。
 それはそれで面白いか。



 それにしても、未だに「鬼隠し」編が謎だ。
 「目明し編」視点だと圭一は殺されるに相当する禁を犯しているが、執行されていない。
 元々狙われてすらいない。

 それならば、「鬼隠し」編の圭一は何の禁忌を犯したというのだろうか?
 記憶では祭具殿侵入以上の禁忌なんて犯してないぞ。

 うーん。
 わからん。



 後、気になるのは不気味な梨花ちゃん。
 二重人格か、双子か。
 どちらかといえば二重人格だろうか?

 それと背後をつけまわるぺたぺたという足跡との関連性も気になる。
 梨花ちゃんは何かしらの特殊能力の持ち主だろうか?
 見えない姿となって皆をつけまわしているとか?

 何じゃそりゃ。



 結局何もまとまらない考察。

混乱した


 「目明し」編は全体的に切ない。
 それは「綿流し」編でも同じだが、1つ選択を間違えた事が決定的な要因となって深みにはまっていく感じが強い。

 人形を渡しておけば…。
 沙都子を見守っていれば…。

 でも、今更後悔しても遅い。

 そんな感じでございました。

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