皆殺し編(13)

 途中を省略するが、うまい具合に町会を仲間につけた。

 さすが、口先の魔術師。

 後は園崎の鬼婆の承諾のみ。
 ココで鬼婆がごねたら、本当に「皆で」鬼婆「殺し」になりそうで怖い。

 だけど、逆に圭一が鬼婆に見込まれる可能性もあるな。
「あら、イヤだ。
 昔の宗平さん(鬼婆の亡くなった旦那)にそっくりだわ」
とか思われたりして。

 うーん、魅音びいきなせいか、圭一は将来園崎に婿入りするようにしか思えなくなってきた。


 (本編読み進め)


 鬼婆との話し合いの途中で北条夫妻の名が出てきた。

 北条母は沙都子よりも強気で、北条父は鉄平よりも強くて怖い?
 想像もしていなかった最強な夫婦だな。

 沙都子より強気な母親から、何故あの見た目大人しい悟史が生まれたんだ?

遺伝の謎


 不思議だな。
 父親似の性格なのだろうか?


 (本編読み進め)


 また途中を省略するが、すったもんだの末、無事鬼婆を説得できた。
 圭一が鬼婆の首根っこをつかむ等の大立ち回りをした末、その男気に鬼婆が惚れたから認めた、という虚偽の建前つきで。

 伝説が1つできました。

 鬼婆と茜のチャンバラの話も同じようなもんで、実はそんな事やっていなかったのか?


 (本編読み進め)


 園崎家からの帰りに聞いた梨花の話によると、圭一が転校してこない場合もあったようだ。

 だから「早くここに引っ越してくる人が現われますように」と願いながら空き地で遊ぶ2人の少女を前原父が見たのか。
 「暇潰し」編は「こない場合」に当たるのかもしれないな。

 …本当に物語が良い方向に進んでいる。
 進みすぎて急転が怖くなってきたよ。

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