皆殺し編(12)

 VS所長の間、梨花は羽入と語る。
 この世界で駄目だったら、もう世界を繰り返さないと言っている。

 いやいや、それは止めた方がいいと思います。

 公式HPの製作日記で"梨花の殺される日の執筆中…"と書かれているの見たんですよ。
 殺されるのは間違いないと思うし。


 (本編読み進め)


 綿流しの実行委員会に行くと、沙都子救出の活動を控えろと釘を刺された。

 裏で鬼婆の憂慮があったのだろう。
 今までで1番、鬼婆に殺意を抱いたかもしれない。
 鬼婆を「皆で殺し」でも構わない気分だ。

 (本編読み進め)

 早とちりをしたが、知恵先生が沈静化を促すのは教育委員会方面の圧力らしい。
 すまん、鬼婆。

 (本編読み…)

 あ、でも鬼婆の圧力もかかっているようだ。
 謝罪撤回だ、鬼婆。

 (本編…)

 ええ?
 魅音がその圧力は婆っちゃの意思ではないと言っている。

 複雑だな、鬼婆!

 誰ももう北条家を嫌ってはいないが、自分以外の人達はまだ北条家を許していないと思っている。
 だから北条家と関わりを持つと自分も村八分にされると村全体が思っているのか。

 北条家に関しても互いの誤解がキーワードになるんですな。

 しかし、その事情を詩音がしっかりと理解していたのは意外だ。
 自分の母親からでも聞いたのだろうか。

 うーん、他の編の詩音は、この事を察していたのだろうか?

 ここまで読んでいると、詩音の園崎家に対する憎しみが他編よりも薄い気がする。
 1人で悟史の事について悩まずに、沙都子の世話をやいていたからだろうか?


 (本編読み進め)


 この事実を聞き、北条家を村八分にする土壌を取り払うと全員が奮い立つ。

「レナの場合(中略)学校ひとつを爆破くらいはする気がするぜ」
 したした。

「圭一くんだって、やると決めたら、金属バットで闇討ちくらいはしそうな気がするな」
 したした。
 (というか何故それを知っている?)

後ろのレナさん


 うおぉ。
 圭一が自分をクールになれと自制しない!
 それに1番驚いたわ。

 そうか、本当の敵は雛見沢にあり…か。
 こういう腐った風習が惨劇の土壌となるのがルールZだって最初に言っていたよな。

 その事について訴える場や考えさせられる出来事が丁度用意されているのが今の状況だ。
 しかも撤廃できる可能性だってある。

 そう考えると、今って実は幸運かもしれないんだよな。
 (当然、沙都子にとっては災難だが)

 梨花ちゃんよ、鉄平が戻ってきた事でさえ、サイコロの最高の出目だったんじゃないかと、ワシは思えてきたよ。

 他の編だと綿流しの祭り前にココまで雛見沢の悪習について深く考えないからね。

 惨劇回避の条件は「仲間同士で信じあう事」と「雛見沢の悪習の撤廃」な気がしてきた。
 ある意味、この2つ相反するよね。
 互いに協力し合い、そして互いの悪い方向への協力を止める。

 本当に現実でも、そうありたいとは思う。
 でも難しいよね。


 (本編読み進め)


 ここでTIPS。

 話を次に進めれば、圭一たちが悪習の撤廃に尽力するだろう。
 普通なら「年寄りの気持ちを変えさせ、村が良い方向に」となると思う。

 でも、これは「ひぐらしのく頃に」だ。
 上手くいくのかが本当にわからない。

 あぁ、怖い。
 次に進めたくない。
 TIPSも読みたくないよ。

 圭一が魅音に人形を渡した、あの幸福感に包まれた日に戻りたい。

前へ  次へ

戻る