皆殺し編(11)

 ギャー!
 沙都子が壊れたー!

 鉄平が自分の立場を悪化させないためなのか、沙都子を久しぶりに登校させてきた。
 …のだが、心配してやってきた校長を見て沙都子が狂乱した。

 物音か?
 大きな物音で壊れたのか?
 それとも校長が鉄平と同じく、ガタイが良いからか?


 (本編読み進め)


 梨花が沙都子に注射はしたか、と訊いている。

 どうやら沙都子は叔父の幻覚をみているようだ。
 これも入江が調べていた何かの病気に関連する症状のようだ。

 「祟殺し」編で沙都子が壊れた時も圭一が叔父に見えたのだろうか?

 体格が全然違うのだが。

 あの時はやはり"頭わしわし"がきっかけだよな。
 そして、圭一と体格が同じくらいの誰かだと考えると…、あの時の幻覚は叔父ではない?


 (本編読み進め)


 沙都子は自分の嫌なものを一旦想像してしまうと、その誤解が簡単には解けない病気だと梨花から説明された。

 うーむ、その説明を聞くと、"頭わしわし"の圭一を叔父だと想像してもおかしくはない気もするな。

 そこで気がついたのだが、この症状って明らかに「鬼隠し」編の圭一だ。
 おはぎから裁縫針が出てきたと思い込んだのは、この症状の典型だ。

 しかし、そういう症状を引き起こすきっかけとなった「鬼隠し」編のレナの不可思議な目は本当に何なんだったんだ?


 (本編読み進め)


 自分の身の回りのもの全てが自分に危害を加えるように思い、怯える病気。

 梨花から聞く沙都子の症状は本当に「鬼隠し」編の圭一とそっくりだ。
 だけど、仮想の敵に勇猛果敢に立ち向かおうとしていた「罪滅し」編のレナとは少し違う気がする。


 (本編読み進め)


 放課後、児童相談所に乗り込む約60人が集結した。

 沙都子の現状を訴えるという趣旨からは大いにずれている(実情を知らない人いるし)が、これでいいのか?と少し疑問。

 これは本当にダム戦争の時の雛見沢の再現だな。
 確かにここで「俺は沙都子ちゃんを助けない方が良いと思う」なんて言えば総スカンをくいそうだ。
 北条家はこの立ち位置にいたのか。


 (本編読み進め)


 話し合いは所長VS沙都子救出の会代表3名になりそうだ。

 どうして代表3名にしか会ってくれないんだよ、と圭一だけでなくワシも思った。
 しかし、魅音や入江達が「相手が礼を尽くしてきたなら、こちらも譲歩しないと不利」という意見を聞いて納得した。

 圭一ではないが、ワシも人の意見を聞く重要さを改めて理解した気がする。

 ワシ、圭一よりかなり年くってるのにね。
 今更理解している場合じゃないだろう。

 取りあえず、暴走しかねない詩音は代表から除外だな、とワシは1人思う。

詩音通るべからず

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