皆殺し編(21)

 ほう、「暇潰し」編の誘拐事件は園崎ではなくて「東京」の仕業だったのか。

 本当に園崎は色々な事件の隠れ蓑になってますなぁ。


 (本編読み進め)


 ダム戦争後の山狗の仕事は急性発症者の誘拐か。
 つまり「鬼隠し」も奴等の仕業か。

 うーん、悟史も失踪する直前は、おそらく急性発症しているよな。
 という事は生きている?


 (本編読み進め)


 ふーん、トミーも「東京」の一味か。
 定期査察の連絡員というのは偉いのだろうか?


 (本編読み進め)


 微妙だ。
 低い地位ではないようだが、格段高くもないように見える。

 中途半端だよ、トミー。


 (本編読み進め)


 あぁ、1年目のバラバラ殺人事件で「鬼隠し」になった人は「東京」に捕らえられたのか。

 悟史はどうなんだ?
 悟史は?


 (本編読み進め)


 あぁ、イリーが良い人だった。
 坊やとかフヌケ扱いされているけど良い人だった。

 雛見沢の全住民を「雛見沢症候群」から救おうとしてくれていたのか。

 すまないイリー、少なからずワシはあなたを疑っていた。

 現在「東京」は「雛見沢症候群」の軍事利用を目論む旧派と研究を中止したい新派に分かれている。

 連絡員のトミーを殺害したという事は、鷹野は研究を中止したい新派なのか?
 でも、研究を中止するだけなら以降に生じるであろう「雛見沢大災害」は必要ないはずだ。

 うーん、鷹野単独の離反っぽいな。


 (本編読み進め)


 次にオヤシロさまの血筋だといわれる古手家の話。

 古手家は代々病原体の女王を受け継ぐ家らしい。

 「女王は雛見沢でしか生きられず、一般感染者は女王の周囲でしか生きられない」
というのがイリーの説だ。

 つまり女王感染者が死ねば、雛見沢の全村民も被害妄想で殺しあった後、いずれ死亡するのだ。

 しかし県外に出ている雛見沢出身者もいるし、雛見沢大災害で死亡していない人もいるよな。

 うーん?

 でも、まあわかったぞ。
 女王感染者だから古手梨花は狙われるのか。


 (本編読み進め)


 沙都子は1度末期症状に迎えてしまったらしい。
 もしかして、それは雛見沢怪死事件の2年目の時だろうか?

 やはり沙都子は…。


 (本編読み進め)


 人を疑う事で発症しやすいと梨花が語ると、それなら大丈夫だと圭一とレナがホッとした。

 ……。

 頷けねぇ。

 あんた達、別の世界で疑心暗鬼に陥っていたんだよ。

 いや、でもその時の反省が残っているから今日のみんながいるのか?

他の世界ではそうでもない


 全てを聞き終えると、メンバーは臨戦態勢に移行した。

 大石にも頼るらしい。

 すごい奇跡だな。
 今までにココまで大石と打ち解けられた事ないよ。

 梨花からイリーの現状況を聞き、メンバーはその身を案じる。

 案じてください。
 案じてください。

 というか、誰か別世界の記憶を思い出す奇跡を起こしてくださいよ。
 そうすれば、新たな情報が入手でき、新たな対策もとれるんだよー!

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